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2004.12.20

ターミナル

軽い気分で観られる人情もの、とでも言うか。以下ネタばれあります。

  スピルバーグ監督は、トム・ハンクス演じるビクター・ナボルスキーに、アメリカという国の今を重ね合わせようとしたのかな、と思った。
  官僚体質の警備主任、その下で不満を抱えながら仕事としてその手先を務める警備員たち、叩けば埃は出るが気はいい移民労働者たち、金持ちに媚びる女、そしてお話しの中心は、大工としていい腕を持ち、亡き父のささやかな願いを叶えるために、黙々と機会を掴もうとする朴訥な男。解説では、ナボルスキーがアメリカという国を知っていく物語としているけど、私には、ナボルスキー自身が十分にアメリカ的だと思えた。
  登場人物を見る限りでは、アメリカに限らないかもしれない、現代風物語のひとつの典型かもしれないが、しかし、その男に多くの手が差し伸べられて物語を作っていくところは、やはりアメリカならではの文化なんだろうか。

  そして、いま、アメリカはアメリカらしさを保ち続けているか? スピルバーグは、軽くそう問いかけてもいると思う。

  余談ですが、キャサリン・ゼタ・ジョーンズは、この映画では脇役の一人にすぎないので、ファンとして見に行くとちょっとがっかりかも。

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