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2004.11.03

いま、会いにゆきます

  「天国の本屋~恋火」で、幽霊を演じる竹内結子萌えになった私は、もちろん観に行きました。行く前からすでに竹内結子にマインドコントロールされているので、その点は割り引いてください。なお、何も読まずにまず観に行った方が、より味わいが深くなると思います。


  泣けた後、あと味のすっきりと良い映画です。

  始まりからかなりお話しが進んでも、台詞やストーリーに微妙な違和感があって、内心密かに「泣けるけどややはずれ。結子たんだけを見て帰ろう」とまで一度は覚悟した私でした。
  が、最後のやや長めの終章で、猛然と納得。オセロの終盤で黒が白にぱたぱたぱたと表返っていくように、途中感じた疑問や不審が解けてゆき、はればれとした気分になりました。

  梅雨から初夏へ移りゆく季節、本来は素晴らしい季節の到来であるはずのこの時期に、別れの悲しみを重ねて塗りつぶしておきながら、最後にそれをひっくり返して、初夏本来のすがすがしさで観客を満たしていく構成のうまさ。そして最後の最後に明かされるタイトルの意味。何気ないこのタイトルにそんな深い想いが込められていたとは!(←ここが本当のクライマックス)

  もちろん、一部女性主義者の方は批判的に観るかもしれないし、やや乙女チックな筋書きに抵抗を覚える方もいるかもしれません。が、そうした瑣末で姦しい(失礼)批評を柔らかく押し返す力が、この映画にはあると思います。

  結子たん萌えでなくても、とってもお勧めの1本です。


  最後に蛇足ですが付け加えるならば、これはやはり、竹内結子の、竹内結子による、竹内結子のための映画です。竹内結子さえいれば、この世は大丈夫。そういう想いを強くさせる映画なのです。ますます萌え(笑)。

(一方で、このタイプの役以外はもうできなくなってしまうのでは、という危惧も)

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