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2004.10.27

首都高回数券の廃止で想う事

日経本紙首都圏経済より。
  首都高速の高額回数券が廃止になる一方で、ETC割引期間は来春まで延長とのこと。回数券偽造による被害額が急増したためとしている。

  偽造などの犯罪は論外だけれど、チケット類の電子化は必ずしもいいことばかりではない。電子財布のような匿名性を保った電子貨幣は、偽造防止の点では時間稼ぎにしかならないし、かといって、ETCのような与信を基にした仕組みでは、個人の行動がすべて特定の団体に筒抜けになる怖さがある。これを馴れの問題として、時間が解決すると期待する考えもあるけれど、どうなのかよくわからない。

  貨幣の匿名性の話しとは別に、電子化はなんとなく味気ない風景をもたらしそうな気もしている。例えばこんな話し。
  私は映画のチケットをいつも金券ショップで買っている。封切の当日に、ふらりと映画館へ行って、近くのショップで前売り券の売れ残りを買うのだ。このお陰で、以前より映画を見ることが格段に増えた。そのことは、私の生活にいろいろな彩りを添えてくれていると思う。
  もし、チケットが電子化されたら、けして経営が楽では無さそうな金券ショップの店長の、それでも懸命に商売するするあの顔を、見ることもなくなるのだろうか。ネット上で、電子署名付きで流通する売れ残りの割引券を、価格比較サイトで金額順に並べ替えて、一番上に来たやつを、無表情にぽちっとして、買うことになるのだろうか。

  なんだかそれは、ちょっとだけ味気ない。かも。

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