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2004.09.03

blogと新聞

  浅間山の噴火は北東方向に火山灰を降らせ、農作物に被害が出ているそうです。農家にインタビューした映像をTVで昨日見ました。今日の新聞を読むと「暗澹たる表情の生産者」と表現していました。
  そこで私は「おや」と思いました。TVで見たときの生産者の表情は、暗澹たるというよりは、むしろ。。なんだか。。どうも。。言いづらいのですが。。。「嬉しい」ような印象を受けたからでした。

  もちろん、生産者の本当の気持ちは、今年の収穫が台無しになってしまって(心情的に)悔しい、(経済的に)困ったなどだろうとは思います。しかし、それは承知の上で、私は自分の受けた印象を正直に自分のblogに書くのです。マスメディアならば、慣行に従って「暗澹たる」と書くところであっても。

  blogと新聞などの既存メディアとの大きな違いのひとつは、それだと思います。定型化、儀式化された反応ではなく、正直に感じたことを表現する。表面的であるとか誤解であるとかの批判はおそれずに、ありのままに書く。

  そこから波紋が生まれれば、それがblog(やSNS)の魅力やパワーの源だろうと思います。実はあの地方では、本当に困ったときは笑顔をつくるのだ、とか、いや実はあのシーンの前に、撮影クルーが農家を励まそうと即興の漫才で場を盛り上げたのだとか(笑)。
  blogは新聞を殺したりはしませんが、同じ現象をまるで違う切り口で見せてくれるものではあると思います。SNSも違う切り口を見せますが、関係が親密になりすぎると、ものの見方が似通ってくるという欠点がありそうで、私はいまのところ、自律性の高いblogを好んでいます。

  新聞がもし衰退するのであれば、それはblogが殺すのではなくて、新聞自身の力の衰えの結果なのではないかと思います。他を気にするよりも、新聞記事の魅力を高めることが、対処方法としては正しいのでしょう。

  さてそれはそれとして、浅間山の噴火でだめになった農作物、保険には入っていなかったのでしょうか。そうした保険はないのかな。普段自分の仕事で忙しい私に代わって、新聞記事がそれを調べて書いてくれると、読み甲斐があるのですが。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

こんにちは。
よく、犬が人を噛んでも記事にならない、人が犬を噛んだら記事になる、と云われますが新聞記事は犬が人を噛むような記事ばかりで予定調和の結論に終止しています。人々の常識から外れるような記事は書けない。この辺にマスコミの限界を感じます。

Posted by: hasenka | 2004.09.03 09:24 AM

  以前、伊藤譲一さんがご自身のblogについて、「当初は気楽に書いていたが、読者が増えて、顔が見えない不特定多数に読まれていることを意識し始めると、あたりさわりのないことしか書けなくなる」というようなことを書いていました。
  新聞は長い普及と進化を経て、伊藤さんがまさに言われたような平衡状態に達したのではないかと思います。
  これ、重要かもしれませんね。もう一度本エントリで書いてみます。

Posted by: hski | 2004.09.04 08:31 PM

トラバ「近況」は次のエントリー「blog的」に付けようとしたものでした。間違えてしまった。トホホ。

Posted by: hasenka | 2004.09.05 09:40 AM

これに懲りずにどんどんトラックバックしましょう。v(^-^)

Posted by: hski | 2004.09.06 01:37 PM

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