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2004.08.07

一覧性のよさは並列処理に由来する

  紙とディスプレイ画面で、どちらが一覧性に優れているかといえば、紙だ。ということはまず言えるだろう。と、いままでは何の気なしにそこで停まっていたのだけれど、暑さが緩んだ拍子に、あることに気がついた。

  紙の一覧性の良さは、目に入る情報を脳味噌が並列処理しているからに違いない。

ずばりそうでしょう。鼻高々。


  身近な実例を挙げます。bloglinesが出す記事見出し一覧を、ディスプレイ上でチェックするのは、とっても疲れる。新聞社が出すRSSなどは結構な分量で、1日放っておくと軽く100のオーダーになってしまうのだけれど、これを斜め読みして必要な記事を見つけるのがたいへん。もしこのリストが、A4縦の紙に小さい字でぎっしりと印刷されていたら、もっとずっと楽だろう。

  その理由は、たぶん、紙の方が狭い空間により多い行数が入るからだ。そして、なぜ多くのものを一度に見る方が処理が早くて楽かといえば、脳味噌は、これを並列処理しているからだ。としか思えん。

  早いのは並列処理だから当然として、なぜ楽かという理由も考えてみた。
  一覧のようなものを見るとき、脳味噌は並列処理プロセスを起動してしまうのだな。たぶん。紙の情報を見るときにさんざん鍛えてきた方法だ。
  ディスプレイで見るときもその習性で、さあ一覧だと思ってこの並列処理プロセスを起動する。ところが目に入ってくる情報は案に相違して少ない。それで起動されたプロセスは「仕事が来ないよう」といって騒ぐのだ。それがストレスになる。あ、この辺は業務プロセスの設計と同じだな(笑)。


  暑さが緩むとやっぱり脳味噌もそれなりに働くようになるらしい。でもこれくらいのことはもう脳科学の人が何か言ってるかもしれないな。
  まあいいか。秋という言葉にいい枕詞が付く理由も、ついでにわかったことだし。

  ディスプレイの解像度も、ハードディスクや半導体チップ並にどんどん上がらないものかな。大型ディスプレイなんかより、超高解像度ディスプレイの方が、なにかと世の中の役に立ちそうなものだが。難しそうな技術だから差別化もしやすそうだし。

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Comments

紙とディスプレイの違いは紙が手軽にズーミングできるという事もあるでしょう。ディスプレイではスクロールしかできませんが、紙は引いて全体を見渡せて、寄せて読む事ができます。位置も記憶できるので前に戻るのも楽。スクロールで長い文章だと戻りたい所を見失ってしまう事が多々あります。

Posted by: noel | 2004.08.07 at 11:59 AM

そうですね。そのズームが、超高解像度ディスプレイならそれなりにできるようになると思うですよ。もちろん、一瞬でズームできるだけのコンピューティングパワーは必要だけど、それはムーアの法則がなんとかしてくれそうだと。一方、いまの感じだと、折角引いて見る画像イメージを一瞬で生成できたとしても、それを手元に表示できるような解像度の高いディスプレイが、なかなかできてなさそうだなと。そっちがボトルネックになって、コンピュータによる情報表示はなかなか紙をこえられないのかなと、思うわけです。シャープがんばれムーアを超えろと。

Posted by: hski | 2004.08.07 at 03:48 PM

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