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2004.08.21

華氏911

  案外、おとなしい印象でした。誇張があるのでドキュメンタリーとしてはどうかと言われそうな点は、すぐにそれとわかるところばかりなので、それを差し引いて見れば、かなりまともな映画だと思います。

  「ボウリング・フォー・コロンバイン」と同様、米国は恐怖を植えつけられて、米国民はいいように操られている、というのが、マイケル・ムーアの主張です。今回は、その恐怖を煽っているのは主演のジョージ・W・ブッシュたんとその一味、というわけです。


  実は私はこの映画を、あまり大統領選や政治路線に絡めたくありません。監督の主張は、「ボウリング・・」から引き続いて、「恐怖で操られるのはごめんだ」という点に、本当はあるのではないかと思うので。
  もし、民主党の大統領が現職と同じようなことをすれば、この監督はやはり同じような映画をつくるのではないかと思います。

  本も読まずにTVばかり見ているような一般大衆に見せる、という意図がこの映画にはあるそうですが、これだけ平易に作っていれば、見やすいことは確かでしょう。投票よりかなり前の時期に公開されたことも、選挙民にじっくり考え、必要なら反論するだけの時間を与える格好になって、一応フェアではあると思います。選挙結果が出たあとで、この映画の影響はどうだったかアンケート調査などすれば、面白いかもしれません。

  それにしても、もし現職が選挙で負けたときは、やはり厳しい真相究明が行われるのでしょうか。それはそれでマスコミの喜びそうな展開ですが、世界に対する米国の信用にも影響が出るかもしれません。今以上に。

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Tracked on 2004.08.21 at 10:48 PM

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