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2004.07.16

生体認証パスポート(10月から)

  このところ、「生体認証」のキーワード検索からのアクセスが目立ちます。。「生体認証への根本的な疑問」が読まれているようなのですが、米国の入国審査の関連でしょうか。昨日、JMMというメルマガで「US-VISITシステム」の話しがあったところを見ると、また話題にのぼり始めているようです。

  「US-VISIT」で検索してみた中で「マルコス、ネグロン、赤池法律事務所」というサイトの記事があって、その辺の事情がわかります。
  それによると、10月から、米国の入国時に「ICAO認定の生体認証データを含む機械読取式旅券」というものが必要になるようです。古い日本国のパスポートには、必要な生体認証データが含まれていないのだそうです。

ヴィザ免除プログラム(VWP)利用者は2004年9月30日までUS VISIT審査が免除されます。2004年9月30日以降、ICAO(International Civil Aviation Organization)認定の、生体認証可能な情報が含まれているMRP機械読取式旅券(Machine Readable Passport)を保有していない限り、US VIST生体認証審査は必要です。1992年以降日本国内で発給されている旅券は全て機械読取式旅券ですが、ICAO認定の生体認証データは含まれていません。
この「ICAO認定の生体認証データ」は、デジタル顔写真と指紋データを指しているようです。このところ使っていない自分のパスポートを引っ張り出してみると、なるほどソフトフォーカスな写真(笑)しかありません。これでは入国時にはねられてしまうということですね。。。

JMMの記事にはこんな事例が載っています。

先日飛行機がワシントンの空港に到着するや否や、機内にFBIの数人が乗り込み、ある国際機関の職員が座席に座ったまま手錠をかけられ、空港の取調室へ有無を言わせず連行されたケースがあった。スペインの列車テロの犯人と同姓同名だったらしく、身重の妻が迎えにきているから電話だけでもさせてくれと嘆願したが一切聞き入れられなかったという
パスポートに指紋情報を載せてみても、犯罪者の指紋データは、たぶん無いのでしょうから、照合することもできず、あまり効果はないのかもしれません。結局、名前が同じ程度の理由で、普通の人が簡単に拘束されてしまう。
根本的な問題は、本来捕まえたいテロリストや不法滞在の外国人はこのビザ取得のプロセスには関与しないという批判がある。事実、このシステムに蓄積されるのは厳しいビザ取得のスクリーニングを経た外国人の個人情報であり、合法滞在の外国人がこういったセキュリティ強化のターゲットになっている。
また、間違って登録されたデータを、本人が照会して訂正することができないらしいことも、気がかりです。
ワシントンで働くある日本人の友人はいつも米国入国の度に別室へ連れて行かれ、1、2時間拘束・尋問されるのでうんざりだという。「多分、私の記録に何か書いてあるんだと思う」という彼女曰く、「戻ってくるたびに犯罪者のような扱いを受けるのはもういや」。
米国は一体どうなってしまっているのでしょうか。

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