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2004.06.12

世界の中心で、愛をさけぶ(映画)

  今年に入って、知人の奥様が白血病で亡くなられて以来、この病気には弱い。泣けてしまいました。自分にとって、この病気が空想の世界のものであったなら、たぶん違う感想を持ったと思います。例えば「くさい話だなあ」とか。

  そう思って、原作すら読んでいない私はふと、世の中の評判が気になって、アマゾンの書評を見てみたのですが、やっぱり評価は低いようです。その低い評価を出した人の評に、こういうくだりがありました。

自分の中のものと、物語の中のものが重なり合って、自然に感動が生まれてくるものが良作だと僕は思います
まことにそのとおりだと思います。

  私が中学高校の頃は、例えば椎間板ヘルニアで苦しみながら、そんなそぶりも見せずに明るく仲良くしてくれた年上の女の子(すごい美人でした(笑))、とか、体育の時間中にひょんな事故で片目を失明してしまったのに、負けずに屈託のないところを見せていた男子(元気かな)とか、たぶん小人症で異相と呼ぶべき風貌だけど、気持ちは真っ直ぐな奴とか、そういう、世の中が勝手に決めた標準とは、明らかに異なる人(子供)が、少なからずいました。普段何気なくしていても、何かの拍子に内面の複雑な気持ちが滲み出るのが感じられるような、そういうことが、記憶に残るくらいにはあったのです。

だからこの映画は、私にはリアリティがあるし、思わず泣いてしまいます。

  最近の学校事情を私はよく知らないけれど、標準からはずれている子は、いまでも標準風の子に混じって生き延びているでしょうか。世間はそういう子も、受け入れているでしょうか。そういう子が普通に暮らせていればそれだけ、佐世保のような事件は起きにくくなると思うのだけれど。

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