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June 2004

2004.06.30

winnyユーザ本当は一桁少ない?

  「未来のいつか/hyoshiokの日記」の記事「Winnyの利用者数はどのくらいなのか?

まずは読んでみてください。

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匿名のことなど

  何か、winny関連で盛り上がっているそうです。ワークショップがあったのだとか。公判が近いのかな。

  私は、以前の記事、「Winny作者の逮捕 まとめ」と「匿名性の意味」で、急いで書くべきことはもう書いたような気がするので、あまり追加することもありません。しかし、せっかく世間が盛り上がっているのなら、便乗して少しコメントだけしようかと思います。なお、私はワークショップに参加していないので、参加者の発言等は、インプレスの記事「“世界に誇るべきソフト”Winnyに合法的利用の未来はあるのか?」から引きます。
 
 
 
  さて、私が気になったのは、弁護士の落合洋司さんによる次の意見

「インターネット上での発言など、そういう意味での匿名性はむしろ今後もある程度保護される必要ある。しかし、何か犯罪ないし犯罪の嫌疑があった場合に、情報の発信者を法律の手続きに沿って調べられるという、そういう意味で匿名性が担保されているべきなのではないか」
素直にとれば、なにげなく同意してしまいそうな意見です。しかし、よく考えてみたい。

  「何か犯罪ないし犯罪の嫌疑」 とは何でしょうか。
  それは、権力に都合よく解釈され、利用されるおそれがあります。
 
 
 
  匿名で情報発信する環境の必要性、重要性は、権力の腐敗や不正を内部から告発する場合に、特に顕著になります。匿名で発信できる環境は、自浄能力を保つために、必要なものなのです。ところが、「情報の発信者を法律の手続きに沿って調べられる」ようにした場合、その環境が損なわれてしまいます。

  例えば、警察内部の不正を、内部の関係者が、ネットの匿名性を活用して告発したとします。警察は「誹謗中傷、名誉毀損、情報漏洩の疑いがある」という理由を付けて、まさに「犯罪の嫌疑」の名目で、発信者を割り出そうとするでしょう。裁判所の令状をとるなど、造作もないことです。立派な「犯罪の嫌疑」があるのですから。そして、プロバイダが、正式な手順を踏んで令状を用意した上でのこうした情報開示要求に抵抗できないことは、よく知られていることです。犯罪でもないのに、犯罪とされてしまうことが、あると思います。

  もうひとつ、今度は、犯罪だったものが犯罪でなくなる例をあげます。
  戦前は、天皇について批判めいたことを言えば、立派な犯罪になったそうです。今はそんなことはありません。なぜそう変わったか。誰かが、「それは犯罪ではない」と提案して、受け入れられたからです。受け入れられるまでには、たくさんの人が、「それは犯罪ではないはずだ」と発言して罪に問われていったそうです。

  「何か犯罪ないし犯罪の嫌疑があった場合に、情報の発信者を法律の手続きに沿って調べられる」ようにしておくことは、本来なされるべき告発、あるいは、新しい価値観の問いかけを、抑圧してしまいかねないのです。
 
 
  端的に警察などの例をあげました。まじめに勤めている関係者の方には申し訳ない。しかし、例のような事態はどこでも容易に起こり得ます。警察に限りません。

  内部関係者の勇気やモラルに頼って、「誰か信念に忠実な人が、己を犠牲にしてでも発言、行動するだろう」などとは、思わない方がよい。それなら、例えば、日本を代表する企業集団の一員であるM自動車が、あのような体質に染まることはなかったはずです。

  難しい問題であることはわかっています。一方で、本当の重大な犯罪の発信者を捕らえる必要もあることは、指摘を待つまでもなく認めます。(本当の犯罪の定義、重大さの程度の定義が難しいにしても)
 
 
  これはおそらく、慎重に比較衡量して決めなければならない問題なのでしょう。
・匿名による情報発信も許し、本音で自律的に問題解決に取り組む人を育て、価値観の変化に対応しやすい社会をつくるか。
・実名による情報発信だけを認め、建前で与えられた問題解決を受け入れ、価値観が固定しやすい社会をつくるか。

私は、どちらかといえば前者を希望します。

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ココログの変な仕様発見

  この2つ前の記事「年金基礎データはINDEXなし(笑)」のURLが困ったことになった。
  ココログは、表題にアルファベットの表記があると、自動的にそのアルファベット文字列を、その記事へのURLに使う仕様になっているようだ。その仕様に従って、問題の記事のURLは「http://hski.air-nifty.com/weblog/2004/06/index.html」になっている。
  でもこのURL、よく見ると、6月の記事アーカイブのURLと同じだ。実際、この記事の「固定リンク」や、サイドバーのアーカイブへのリンクをクリックすると、表示されるものが、記事だったりアーカイブだったり、混乱している。

  困ったバグ、もとい、仕様。
 
 
  ちょうどいい機会なので、もうひとつ変なバグ、もとい、仕様を。
  記事を公開する日時を指定するときに、仕様では、日付とam/pmの別と、時刻を指定するのだけれど、時刻の指定に使える数字が、0-11ではなくて、1-12になっている。だから、「当日の午前0時1分」という指定はできない。
「前日の午後12時1分」という指定ならいいのかと思ったが、だめなようだ。

  ストレスが溜まる。

[追記]
サポートにメールで問い合わせた、その返事がきました。
この仕様はどうしようもないそうです。

お困りのところ恐縮ではございますが、何卒ご了承いただくようお願いいたします。
そう言われましても。。6月のアーカイブは見れたり見れなかったりするけれど、我慢してちょ。ということですか。orz
せめて、「特例措置としてファイル名を変更いたします」とか。難しいのかなあ。
 
 
 
[追記2]2004.07.07
サポートから、追加でメールが来ました。
文字列に数字やアルファベットを含む表題の記事のURLにつきまして、担当部署に申し伝えましたところ、早速改善が完了いたしましたのでご報告させていただきます。
おお!すばらしい。
 今後、表題の文字列に数字やアルファベットが含まれる場合、同じ文字を使用した記事を作成されても、URLが重複することはございません。
あれ?いやんな予感。
 例えば、表題に「index」を含む記事が三つある場合、以下のような表示となります。

一番目に作成した記事
「http://hski.air-nifty.com/weblog/2004/06/index.html」

二番目に作成した記事
「http://hski.air-nifty.com/weblog/2004/06/index_1.html」

三番目に作成した記事
「http://hski.air-nifty.com/weblog/2004/06/index_2.html」

う、うん。。それは当たり前だね。それもダメだったんだ? それが直っただけでもよかったね。ていうか、前からそれはOKだったと思うけど。

でも、私がお願いしたのは、「アーカイブと」一記事が同じURLになってしまって困る、ということだったはずなんだけど。。この記事へのリンクをメールに書いて、なんとかして、とお願いしたんだけどなあ。説明にある「一番目の記事」というのは、相変わらずアーカイブのURLと同じような気がするんだけど。。

 アット・ニフティでは、今後とも会員の皆様が快適にご利用いただけるよう鋭意努力させていただきます。これからもご愛顧賜りますようお願いいたします。
サポートのMさん、ありがとう。この追記2を読んで、もう一度鋭意努力してくれると、もっと嬉しい。
がんばれ。Mさん@nifty。

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2004.06.29

顔クッキー

  日経BPがRSSを試験的に配信しているので、ざっと斜め読みしています。ニュースサイトはさすがに記事が多くて、asahi.comの方は、もう諦めてしまいました。BPもどうしようか迷っているのですが、ときどき、IT系では見られない楽しいニュースに会う度に、思いとどまっています。

  今日見つけた楽しいニュースは、これ。「ユニバーサルな視点取り入れたユニークな「顔のクッキー」」。なかなかいいです。

  地元の図書館では、身障者施設の人達による手作りクッキーを120円くらいの小袋で売っていて、本を借りにいくときの楽しみのひとつなのですが、いつも均質で、メーカー並によくでき上がっています。
  でも、もっと個性的なものにしてみるのも、いいかもしれません。多少高くても、「顔クッキー」なら2つ買っちゃうかもなあ。

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年金基礎データはINDEXなし(笑)

  やっぱり、厚生省から送られてきた情報はインデックス無しのデータの羅列だそうです(笑)。木村さんの今日のコラム「厚生労働省に対して情報公開請求第2弾を発射しました!」。

愚直に、真っ正直に対応していくのが一番いいと、私も思います。

 その間、厚生労働省の対応については、克明に「週刊!木村剛」にアップしていくつもりです。地道ですが、そういう手続きを着実にこなしていくことによって、厚生労働省を信用してよいか否かが、多くの国民にとって明らかになってくるはずです。
  一歩一歩、ネット上で、やりとりを公開しながら進めることで、だれが嘘を言っているか、誰が情報を隠したがっているかは、ネットを見ている全ての人に対して明らかになっていくと思います。

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遺伝子研究に歯止めなし?

  「クローズアップ現代」の昆虫の遺伝子利用の話、面白かった。

  ショッカーはいまや大手を振ってお日様のもとを歩いていることがわかった。

  たぶんもう止まらないだろうな。

  行くところまで行ってみるのも、それはそれでいいのかも。

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2004.06.28

学術情報のオープン化

  学術情報の自由な流通というテーマがあって、「オープンアクセス」と呼ぶそうです。
  ここ経由の、「第21回医学情報サービス研究大会東京大会」の中の「パネルディスカッション「オープンアクセスと図書館員のスタンス」」。
クリエイティブコモンズも取り上げられています。
とりあえずメモ。

[追記]
BioMed Central」というものもあるそうです。
Open Access Now」というニューズレターがあるようですね。

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suicaは個人情報に紐付けされている

   初期タイプのsuicaカードでは電子財布として使えないというので、カードを新しいタイプのものに交換した。交換は無料で、特に新しく申込書などを書く必要はない。

  さて、その新しいカードを見ると、古いカードには無かった氏名、性別、年齢が印刷されている。ということは、やっぱりこのカードIDと私の個人情報とは紐付けされているということか。
  私という住所氏名年齢の人間が、何時どこの駅を通過したという移動の秘密を、JR東はずっと把握し続けていたけれど、今後は、駅の売店でいつ何を買ったかという買物の秘密まで把握されるということになる。

  やっぱりしばらくの間は、カードを使うのは最小限にしておこうかな。

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F911

華氏911関連」経由「町山智浩アメリカ日記」で、見てきた人の感想があります。
日本で見られるのは。。8月恵比寿、梅田ほかだそうです。

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2004.06.27

荒川区の条例案撤回

  オトコとオンナの違いについて、荒川区が物議を醸しているらしいことを以前書きましたが、その荒川区の条例案が撤回されたそうです。私は「試行空間」というところで知りました。

  以前、「]とりとめもなく」という記事のコメント欄で、女性でいることのたいへんさを垣間見させていただいて、難しいんだなあということがわかったと同時に、オトコとオンナを形式的に平等に扱うことは、なかなかできないかもしれないなと感じたのでした。個人差もあるようだし。

  そういう意味で、この条例案については、不透明な感じで撤回ということではなくて、議論して聞かせてほしかったと思うので、少し残念な気がします。

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冒険投資家ジム・ロジャーズ

  「冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見」を読んでみた。2000年前後の3年間の話だから、2004年の今とは少し違うのかもしれないけれど、実際に時間をかけて、世界を一周して歩いてみた人の話は、やっぱりマスコミで伝えられるような話とは微妙に(そして時には決定的に)違う。

  印象に残ったのは、2点。

  ひとつめは、貨幣を勝手に増刷できなくなった政府が、結局、国債という名の新しい貨幣を刷りまくって、どうにもならなくなる、という構図は、円だけのものではないらしいこと。著者の意見では、ドルもユーロも同じらしい。そして、そのツケは、いよいよこれから表面化してくる。そりゃそうだ。(同じ話を、別の有料メルマガでも読んだことがある。やっぱりそうなんだ?)

  ふたつめは、アフリカのNGOの実態。チャリティなどで集まった毛布やシャツなどが、現地に到着したとたんに、それを売り捌く仲買人の手に渡り、あっというまに「商品」に化ける様子。著者によれば、そうした原価ゼロの「商品」が、地元の起業家精神を台無しにしているという。原価ゼロに勝てる企業なんてあるわけがない。そりゃそうだ。

  その後多少は改善されていると信じたいけれど。。

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2004.06.26

ジンバブエからの変なメール

  ジンバブエのとある人から、英文でわけがわからんメールが来た。メールに書かれている内容はやや荒唐無稽な儲け話ではあるが、話の中には矛盾は見つからない。(人に話すのは憚られる内容だ。)

  おかしな点といえば、ジンバブエの者と名乗っているわりには、メールアドレスのccTLDは南アフリカ(za)のWebメール業者を使っていて、電話番号の国コードも南アフリカ(27)だということだ。しかし、話の内容が、ジンバブエの人間に聞かれるとまずそうなものなので、隣国南アフリカのネットを使っているという理屈はつけられなくもない。
  メールが送られてきたアドレスは、私のアカウント@infoweb.ne.jpのものだが、送り主は、"I got your contact address from South African Chamber of Commerce and Industry."と主張している。


  さて、これは何か新手の詐欺なのでしょうか。ご丁寧に、"If my proposal is considered you can contact me on my direct line TEL: 27-xx-xxxx-xxx. For more detail information."などと誘っているから、例えば国際通話を使わせて後で法外な通話料を請求しようとか。料金向こう持ちでかけて通じるかな。。。

  どなたか、同様の怪しいメールを受け取った方はいらっしゃいますか? infowebに登録した人全員に行っているかもしれませんが。。。(そしたらまた流出騒ぎじゃないか(笑))

  あるいは、先日、英語が下手なのがばれる記事を書いたから、誰かがからかおうとしているのだろうか(鬱)。
  あるいは、英語を読むのに時間が掛かるのを知っていて、メールに仕込んだウイルスがもぐりこむ時間をかせごうとしたのか(そんなアホな)。
  あるいは、webメールサイトの実在を確かめるべくアクセスするのを待ち構えていて、見ただけで感染するウイルスを仕込んだとか。(おお!しまった、今気がついた(鬱))
 
 
  と、グリーンゲイブルスの空より高く空想は舞い上がっていくのだった。
  spam業者も、人を引っ掛けるための新しいストーリーを考えるのに、日々脳みそをしぼっているのだろうなあ。。。
 
 
 
 
などと、つまらないことを書いたあと、infowebのアカウントなんて昔取ったかなあ。。確か今は無きlycosは取ったけど、とふと思って、とりあえずメールヘッダーというものを見てみたら、私のniftyのメールアドレス宛に送ってるじゃないですか。あーつまらん。

もうちょっと、本物っぽい儲け話だったら引っかかったかもしれないのに(笑)。

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トスカーナの休日

・・・いい映画。
だけでは今日のエントリを埋めたことにならないので、無理して書く。

  「サザエさんはいまやSF」という表現をどこかで見かけたけれど、それじゃどうゆう家族像が在り得るの? という点で参考になるかも。

  お話の背景は、トスカーナの伝統的なイタリア人家族に宿る強固な家族像。ヴィンセント・リオッタ演じる不動産業者(渋い)の抑制の効いた家族像は、アメリカ女の自己中な振る舞いをやんわり遠ざけるし、ラウル・ボーヴァのやさ男(お約束)は、お楽しみの後、結婚願望をすっぱりと切ってくれる。世話になっている葡萄農園の主人夫婦の、「愛情なんかで夫婦はやっていけない」堂々発言に至っては、理想で出来上がった国アメリカの女には理解の他。
  でも、その夫婦の説得が切っ掛けになって、結局ダイアン・レイン演じるヒロインは自分の"family"を見出すことになるわけだ。どうゆう風に、は見てのお楽しみ。

  風景も綺麗だけれど、ポーランド移民のそれぞれのがんばりが、私にはちょっと印象に残りました。

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2004.06.25

著作権の強度を制御する

  著作権に対する対価の支払いについて、ちょっといい提案がありました。
  「著作権のマジックナンバー:6
  以前、別のどこかで同様の提案を見かけたのですが、メモしそびれていました。

  作品発表後一定期間は、利用権を含む強力な著作権を認める。その後は、利用権は放棄させて報酬請求権を主とする権利に移行する、というものです。上の記事では、6ヶ月をひとつの目安としていますが、いろいろあるでしょう。

  現実的な考え方として、参考になるかもしれません。

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ブルーな実験

北沢かえるさん経由、「●ペプシブルーを飲んで、う○こが緑色になった人を数える実験●
これって、意図せずに素晴らしい宣伝(笑)。試してみるにはまず買わねば。
嗚呼、でも赤くなってしまったらやっぱり病院に行かねばならないだろうか。

※ペプシマンが白衣着て実験していたら。。さらに面白かったかも。

[追記]
その後世界各地であらたな実験が。。(ここ経由)
ペプシブルーだけでなくペプシも買わなければいけないようです。これって広告屋さんの陰謀か(笑)。

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変なIT化

  近所の公共図書館で、困惑する体験をした。
  最近の時流にもれず、この図書館も情報の電子化が進んでおり、蔵書の検索や予約ができる情報端末が館内に置かれている。さっそく貸出カードをつくり、借りたい本を検索して予約した。

  さて、その本が返却されて順番待ちの私が借りられるかどうかを、自宅からネット経由で確かめようとしたが、パスワードが通らない。館内の端末からは通ったので、ネット経由のパスワード受付けモジュールと認証サーバとの間のどこかが不具合なのかと思って、日を改めて図書館へ出向き、窓口で聞いてみた。すると女性の係員は、聞いてはならないことを私が聞いたかのように、ものすごい剣幕で(突然の豹変。こういうときの女は怖いヨ。)インターネットは別に申し込め、と言う。
  私は、かなりの時間、意味が理解できなかった。「えーっと。。でも館内からはアクセスできたんですけど。。」

  よくよく聞いてみると、館内端末経由とネット経由とでは、違うパスワードが必要、ということらしい。そういうものなの?
  顧客管理から考えて、同じ貸出カードなのだから、アクセス経路によらず1顧客に1パスワードは当然、という先入観が自分の中にあって、数十秒間、事態を飲み込めなかったのだった。

  IT化といっても、いろいろな事情や経緯を引きずっているのだなあということが、なんとなく想像できて、ちょっと溜息が出た。

こんなところにも、高コスト構造の温存が。

[追記]2004.06.26
ああ、そうか。館内向け認証サーバとネット向けは、負荷の関係で別系統。で、その同期をとるには余計な予算がかかるから、システム化せずに人力で、ということかな。
全部をネット対応を基本に作り変えて、館内端末はその一部、というのがすっきりするけど、それはオオゴトだ。

あんまり顧客志向じゃないけれど、少なくとも高コストうんぬんの認識は間違いでした。
一晩寝ないと気付かないところが、やっぱりアレだなあ。

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小ネタをいくつか

◆小ネタ1:狂喜乱舞するモダシンさん
  加藤ローサという人を私は知らない(というか、芸能人の名前と顔をほとんど知らない)のですが、一部でうけまくっているようです。中でも狂喜乱舞という形容がふさわしいのが、Blogpeopleの管理人さん。スペシャルバナーまでつくってしまって、

このスペシャルバナーを貼って「Blog de チェキ日記」にトラックバックすればローサたんからコメントがつく確率がぐーんとあがるかも、などといわれると、もうクラクラです。
「いわれると」って、自分で言って自分でクラクラしている始末。ほほえましいです。

でも、ななちゃんはそんなお父さんをどういう目で見ているのか、ヒトゴトながら気になります(笑)。
 
 
 
◆小ネタ2:えーっ!疑問文って子供っぽいのか。。
  渡辺千賀さんのoffの英語レッスン「英語「丁寧はカジュアルを兼ねる」について」から。

5)疑問文はなるべく使わない
Can you tell me? といった疑問文は子供っぽい。Please let me know.の方がよいです。もっと丁寧に言うならI would appreciate it if you could let me know. とか。
がーん。
以前TypePadを使っていたとき、質問メールに、「これこれを教えてけろ」のつもりで「Could you please tell me ~?」とか書いて、「ふっ。丁寧語を流暢に使ってやったぜ。」と悦に入っていたのでした。実はサポートにお子様と思われていたのですね。。。20ポイントダメージ。

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2004.06.24

書評という方法

  優れた本のエッセンスを抜粋して、的を射た短いコメントを付けることで、ものごとを表現するという、これまた優れた方法論を、繰り返し実践している橋本さん。今日の書評は「偉大な、アマチュア科学者たち

  そういえば、「学問というのはつまるところ方法論だ」と、学校で教わったようなかすかな記憶も。

  日々、趣味の研究に取り組む人たちに、研究の仕方、リソースの所在、論文の書き方、適宜のアドバイスなど、プロのアプローチの方法を教えてくれる場があったら、面白いだろうなあと思う。
それって商売になりませんかね。でもやっぱり無料か。ネットっぽいし。

そういう発想は学問的でない?
いやいや、そもそも大学というところは、授業料をとって学問の方法を教えるところのはず(笑)。

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2004.06.23

電子出版

  こんな記事を書いたと思ったら、今日はNHKクローズアップ現代で、電子書籍が取り上げられていた。

  現在、紙の本は4割が返品らしい。凄まじい無駄。シャープの最新鋭液晶工場の歩留まりといい勝負(笑)。新刊は1日200点、年間で7万点だそうだ。明らかに供給過剰。まるで、大量のクソゲー(下品だなあ)のためにつぶれかかったゲーム業界をなぞるような(笑)。

  解説では、店頭のスペースが有限なため、読者の目に触れずに1週間ほどで棚から消えていくものが多いので、電子出版でそれを解消しようと出版社は考えている、ということらしい。

  でもそれはもちろん的外れ。
  コンテンツ産業は横一線で、利用者の可処分時間を奪い合っているという、最も重要な点に触れていない。供給過剰そのものを解消しなければ、たぶん客離れは止まらない。本当にわかっていないとしたら、電子書籍もあっさりこけるかもしれない。そんなことはないと思うけれど。
  わかっていても、やってしまう罠。競争しているうちに、そうと知らずに供給過剰にはまる。ゲーム業界がそうだったように。
  手馴れた出版社が上手に手綱を絞めるのかな。

※データ:電子本のコストは紙本の1/5(保管費含む)
 
 
 
それで、出版社に貸与権を、という話はどうなったのかな?

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ソフト開発と弁護士

  岡口さん経由「司法修習生」という記事。winny事件を手伝いたいという司法修習生が結構いるそうです。断わられているそうですが。

  この記事の中で、なるほどと思った部分。岡口さんも指摘していますが、

そういうソフトの開発過程から助言を与えて、リリース後も法的にフォローしていくという段階だろう。
ソフト開発を始めるときは、まず弁護士さんに相談する。。たいへんな時代になってきました。

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方法論は具体的に運用してこそ意味がある

  「netwindさんへの回答」経由で「スペックが欲しければ、集団的意思決定プロセスに参加すべき。」を読んでみたのですが。。。なんだかnetwindさんは、essaさんとは噛み合ってない感じがします。

  ある方法論が、他の方法論よりも優れているという言葉だけの主張ではなく、その優れた方法論を目の前の具体的な問題に適用して、何らかの成果を出してみてほしい、と、俗人である私は期待してしまいます。もちろん、問題の難しさによっては、意味のある成果にたどり着くのに時間はかかるにしても、せめて、取り掛かって見せて欲しい。
  例えば、「この方法論をこういう風に使えば、この問題に対してこういうアプローチができて、その先の道筋は、これかこれかこれ、のどれかが大雑把に予想できるので、それぞれ議論を深めてみます。」とか。

  でも、どうやらそれは見せてもらえないようなので、欲求不満が溜まってしまいます。


いかーん。また人に頼ってます。反省。

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2004.06.22

昔教わったこと

  やや反省を込めて書きます。
  「essaは蓋然主義か確実主義か?」のなかで、essaさんはこう言っています。

そういうP2Pのプログラムを書こうとするプログラマにとって、これは具体的な問題であることを理解してほしいと思います。P2Pのプログラムを書こうとしたら、思想信条と関わりなくひとつの確実な答を求めなくてはいけない。その答は、プログラムの仕様であると同時に、かなり深く我々の価値観や行動に関わるものになると思います。それを技術者にまかせておいていいんですか?と問いたいのです。
  私は少し反省しています。
  上の記事が意図する問いかけを、正面から正しく受け止めて、意味のある議論に結び付けようとしていただろうか。自分の意見を掘り下げて、現実に意味のある解決策の提案にまで、きちんと練り上げただろうか。他人の意見ばかり求め、あるいは、論じる手法にばかりこだわっていなかっただろうか。
  同記事の中で参照のあった方、あるいはコメントに長々と記事の本題とは無関係なことを書き込まれている方たちがどう感じられたか、それはわかりません。しかし、私自身は、反省すべきところがあったかもしれません。

「正しくissueを立てることの大切さ」
「限りある時間の中で、意味のある到達点を見出そうとする姿勢の真剣さ」

教わったはずなのに、すっかり忘れていました。
またビジネススクールに行きなおそうかな。

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著作権テキスト

著作権テキスト」によれば、文化庁のサイトに、著作権テキストが掲載されているそうです。一度読んでみよっと。

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2004.06.21

オープンポリシーメイキング

  先日、ここで、少し失礼なことを書いたあと、杞憂だったと追記しましたが、さらに進展して、こんな感じになってきました。
「公的年金タスクフォース」発足!

  なんだかオープンソース運動に似てきました。何て呼べばいいんだろう。オープンポリシーメイキングとか?

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デザインの大量生産

日経本紙、「新進気鋭」に「ハニーズ」というカジュアル衣料製造販売会社が取り上げられている。取り急ぎ抜粋メモ。
1978年設立、2004年5月期の連結売上高215億円、経常利益30億円(14%!)

・流行を先取りした色遣いやデザインの色柄物を1900円台という格安価格で販売。
・1600円まで低下しても売上高総利益50%確保の予想。
・発注から店頭陳列まで30~45日。
・中国での短納期、少量多品種生産。
・日本社内デザイナー45人がCADを使って次々に新しいデザインを描きあげる。デザイナーの大半は女性、平均年齢25歳。
・50人がファッションショーや雑誌をウォッチし情報収集。週1回の商品会議に反映。店長会議で、店頭の感覚も反映。

・週1回、中国の工場に発注(通常は月1回)。1回の発注あたり60種程度のデザインパターン。1種類あたり5千着。
・各店舗には1種類あたり20着程度投入(業界では珍しい小ロット)。1.5ヶ月での売り切りが目標。


この中で特に注目は、
・中国での多品種少量生産実現。
・短周期でのデザインの大量生産。

同一のものを大量にではなく、デザインを大量に生産すること、しかも安く、を付加価値とする戦略。

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コンテンツ育成に予算を

日本のコンテンツ市場成長率、世界平均の半分以下」に反応した、/.jの「日本のコンテンツ市場は思った以上に低成長」を読んでいて、気になったことがあるのでメモ。

コンテンツ法制定とかを軸にした知財立国なんて馬鹿げた構想はやめてくれ。育成に力を注ぐならまだわかるが、できた法律が結果消費者への圧迫にしか機能しない、特定事業者への利益優遇なんて目も当てられない。さっさと、そんなぬれ手に粟政策は、廃止にして欲しい。
つまり、育成に金を使え、という話。(ポジティブに(笑))

  そこで、例の「教育訓練給付制度」というのを思い出した。ここを見ると、

・どのような講座が指定されるのですか。
具体的には、公的職業資格、修士等の取得を訓練目標とする講座、または、これらに準じて訓練目標が明確であり、訓練効果の客観的な測定が可能である講座が指定されます。
またその他基礎、入門的内容の講座、50時間未満の訓練時間等の講座は指定されません。
だそうだ。

  内需拡大という話と、知財立国という話をあわせてみて、絵やイラスト、漫画やアニメの講座も対象にすればいいのに、と思うのだけど、英会話とかMBAとかしか対象にならなそうな雰囲気。英語ができる人をふやしても、せいぜい通訳が増えるくらいだけれど、コンテンツを生み出せる人を増やせば、言葉なんか通じなくても売れていくのに。と、やや極論を言ってみる。

  誰かが、コンテンツ講座の申請をして、前例を作ればいいのかな。「日本のコンテンツ産業は、世界的に見て低成長だとわかったそうですよぅ」とか、行政にお願いして。

  上記の文書の別の箇所に、「訓練効果の客観的な測定」について、「例えば、公的機関または民間機関などの第三者が実施する能力評価試験等が実施されていることが必要」とあるから、能力評価制度の構築からやればいいわけだ。(なにくそポジティブ思考(笑))

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2004.06.20

ジオ・キャッシング

  EDITIDE SLASH BLOG で知った、ジオ・キャッシングという遊び。
  面白そう。だけど高そう。
  地図を使ったオリエンテーリングより、手軽といえば確かに手軽かも。

  標的が動いていれば、昔流行ったFOXとかいうゲームでしょうか。位置特定ができるPHSをターゲットに持たせて、という感じかな。
  普段の生活で、居場所の特定なんてされたら嫌ですが、ゲームなら楽しいですね。

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2004.06.19

ハリー・ポッター(映画)

  エクスペクト・パトロナーム!
  というわけで、一作ごとに面白くなっていくようです。第1作目を見たときは、そんなに面白いかな?という感想でしたが。。。

  この「アズガバンの囚人」で特によかったのは、魔法の力の源が、「楽しい思い出を想う大きさ」だったりするところ。それなら、選ばれた才能でなくても、できるかもしれない。と、愛読者の子供たちに思わせて、ファンをがっちりつかみます。ついでに教育効果も抜群。(笑)

  完全な勧善懲悪でないところもGood。どのようにかは、ネタバレなので言えませんが。アメリカ映画なら、こうはしない。イギリス人の原作だからでしょうか。

  細かいところは、多少端折っている感じで、原作を読んでいない私には、少し展開が速いところもありますが、十分楽しめました。

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専門家集団のオープン化

  専門家集団のオープン化についての、「圏外からのひとこと」に記事がありました。
法曹界の高木・崎山論争はどこに?

  お二人は本当に深い知識を垣間見せてくださいました。実はほとんどチンプンカンプンだったのですが、私は私で、耳学問で覚えた範囲に絞って、自分の主張を述べさせていただきました。こんな素人も気にかけて、わざわざお相手をしてくださって、感謝の言葉もありません。あとから考えると冷や汗ものです。


  さて、話は変わって法律の分野について、essaさんと同じように、オープン化に言及しているふたつの記事がありました。
情報のオープン化と火の海のトロイ
の中の「オープン化に向く知識と向かない知識」の部分、それと
弁護士事務所の「オープン化」


  CD輸入制限権の件では、弁護士をはじめとする法律専門家の皆さんが、自ら、私たち素人にもわかるような言葉で、blogを使って情報発信してくれているのを見かけました。また、裁判員制度というのは、法律専門家だけでなく、素人の判断も、制度として法廷に取り入れるべき、との主旨でつくられたと思います。

  法律の世界にも、徐々にオープン化の考えが広まって、わかりやすい、筋の追いやすい議論が求められていくようになるのかもしれません。


[追記2]2004.06.21
あ。これって、よく考えたら、accountability(説明責任)の話ですね。それも、一般人にわかるような形での説明の責任という話。

「責任ある地位にいる人の言動、責任を伴う言動については、常に説明責任がついてまわる。」

というのが、今後の趨勢でしょうか。


[追記]2004.06.19
と書いていたら、岡口さんのblogに、司法関係者の取り組みについての記事の紹介がありました。
裁判員制に合わせ、弁護士育成の大規模研修…日弁連
<法律用語>平易に言い換え 日弁連が学者らとPT発足へ

裁判が一般の人にわかりやすくなるといいですね。
でも裁判員制度って、5年後施行なのか。ずいぶん先だなあ。。。

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インフラは中立がよい

  圏外のessaさんが、思わずにんまりするようなことを書いています。

普通、文系の人は、食うか食われるかのつきつめた議論をあまりしない。議論をしても、プロレス的な予定調和的無効試合が見えている。どっちが勝ったかは、なかなか明確になりません。お互いがマイクパフォーマンスで「今度はでかいカンオケ用意しておけよ」などと、威勢のいいことを言いあってるだけ。

プロレスならば、それでおおいに観客席を沸かせればすむ話ですが、そこにシステム屋がいたら、そうはいかない。「この仕様書のここが不明確ですね」とあちこちつつき回す。別に、システム屋は「長年の学際的な哲学論争に結着をつける」なんてつもりはなくて、ただ単に自分の仕事がしたいだけです。とは言っても、長年あいまいなクライアントに悩まされていて、その対処法はそれなりに心得ているんで、手練手管を使って、そこを明確にしていく。あいまいさを許しません。

  へらず口をたたく人達と、具体的なモノをつくる人達の違い、と言ったら、へらず口側の人達の不興を買うでしょうか。でも、(essaさんはもちろんそうでしょうし)私も、へらず口の重要さは強く認識しています。そもそもそれが無かったら、モノづくり側の人達は、どんな考えに従ってモノを作ったらいいのかわからなくなって、暴走するか停止するしか無くなってしまうので。

  へらず口をたたくには、たくさんの議論と長い時間がかかります。しかし、現実の世の中はそれより速く動いていくことがよくあります。だからこそ私は(と、ここから我田引水(笑))、winnyのような容易に結論の出せないモノについては、システムは中立に作っておくべきだと思うのです。

  具体的に言えば、P2Pにおける情報の受信・発信は、利用者がそのつど、実名・匿名を選択できる余地を残しておくべき、となります。

  winnyは、放流した情報を削除できないという、機能上の強い制約を付けました。一方、その反動からか、情報の発信者を必ず追跡可能とする、やはり機能上の強い制約を付けようとする動きもあります。
  私は、どちらも中立性を欠き、かつ性急に過ぎると思います。
  P2Pのようなインフラは、いろいろなアイデアを受け入れ可能に作っておき、多くの人たちが、時間をかけて、へらず口をたたきあい、アプリケーションで工夫しながら、使い方や使い分けに一定のバランスポイントを見出していけるようにしたいと思うのです。

  P2Pのような基礎的なインフラには、それだけの手間暇をかける価値があると思います。
 
 
[おまけ]
  ところで、「IPv6 アプリコンテスト 2004」というコンテストがあるそうです。アイデアだけの応募もOKだそうですから、だれかそういう中立的な案を提案してくれないかなあ。「IPv6は固定アドレスだけを使う運用によってネットの匿名性を奪い中立性を損ない通信の秘密を危うくする可能性があるので、ネットというインフラの中立性を保ち通信の秘密を護るためにこの提案を行います」とかなんとか理屈を付けて。このアイデアには著作権を主張するような独創性は無いから、安心して応募できるはずだし。

よく読むと、利用権は主催者にあるらしいから、だめですね。
でも、勢いで書いた次の一文だけは、ちょっと気に入ったので、抜き出してとって置きます。

「IPv6は、固定アドレスだけを使う運用によって、ネットの匿名性を奪い、中立性を損ない、通信の秘密を危うくする可能性があるので、ネットというインフラの中立性を保ち、通信の秘密を護るために、この提案を行います」
 
 
 
 
 
[追記]2004.6.21
essaは蓋然主義か確実主義か?」で取り上げていただきました。

「この方針が中立である」という言明は中立的ではありません。それは、ひとつの価値判断を含んでいます。
  実は、この記事が、中立という基準点を理屈抜きで勝手に設定しているなあ、という自覚はありました。でも面倒なので、見過ごしてもらえることを期待して、黙っていたのでした。
。。しかし、見事に指摘をいただいてしまいました。essaさんは誤魔化せませんね(笑)。
  私の取るに足らない教養は、主に「イソップ物語」と「日本まんが昔話」から形成されています(汗)ので、社会学などの難しい議論に踏み込むのは控えたいと思います。が、ごく簡単に弁解をするならば、「匿名しか許さない」と「実名しか許さない」は、ひとつの評価軸における両極と言っていいと思います。そして、その軸上においては、私が示したスタンスは中立付近なのではないか、と思います。
  余談ですが、米国や欧州における、P2Pについての議論もあたれば、全体のマップがよりよく見えるかもしれないとは思います。
  と言い置いて、全速力で逃亡(笑)。

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2004.06.18

アフォーダンス

  橋本さんの毎日の書評には、本当に頭がさがります。
  「知識経営のすすめ―ナレッジマネジメントとその時代」の中に、いい話がありました。もちろんあちこちで言われていることではあるのですが、すぐ忘れてしまいがちなので、自戒の意味を込めて、メモ。

ひとつは知識とは信念であるということ
確かに、自信を込めた発言というのは、それだけでなんだか正しいような気がしてきますね。
で、いいなあと思ったのは次です。
私が場の技術でポイントになるのではないかと考えている要素に「愛嬌」がある。知識による理論武装などという言葉があるように、知識や信念に固まった人間同士は、知らず知らずのうちに、鎧を着てしまっているのだと思う。この鎧を溶かすのが「愛嬌のある人」なのではないかと思うのだ。
それって重要だなあ。橋本さんによれば、これを英語で「阿呆を出す」というのだそうです。(笑)

おいらももう少し阿呆になるように努めるだす。
え? それ以上なってどうする?

。。そんな眼で見ていたのか。

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男は外で仕事、女は家で子育て?

  私は、性別役割分業と言われているものを、どう考えたらいいのか、まだよくわかりません。しかし、荒川区で変わった動きがあるらしいということは、とりあえず記録しておこうかなっと。
ここ経由で、「「逸脱の防止」盛り込む--荒川区の男女共同参画社会基本条例案 /東京

毎度、いきあたりばったりのネタ探しですが(笑)

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2004.06.17

通信の秘密、買物の秘密、移動の秘密

  通信業界には、通信の秘密を守るという理念があります。それを定めた電気通信事業法という法律もあります。これは、あなたの通信が何時何処で誰との間で行われたか、その内容は何だったかを、通信事業者は第三者に漏らしてはならない、というものです。

  それと同様の理念と法律が、通信に限らず、買物や移動にも必要なのではないかと、近頃感じています。あなたが何処で何を買ったか、あなたが何時何処に居たか、その秘密は、十分に守られているでしょうか。

  確かに、クレジットカードのオーソリは、買物の総額と買った店の情報、つまり、決済に必要な最小限のデータだけをやり取りするように、今のところはなっています。suicaの情報は、個人に直接結びついてはいないかもしれません。(最初にカードを購入するときに住所氏名を紙に書いた気がしますが、それがカードのIDと紐付けされたかどうかは利用者にはわかりません)

  しかし、Edyやfelicaはどうでしょうか。そこでやりとりされる情報の内容を、消費者は検証しているでしょうか。何よりも、それは、明文化された理念と具体的な法律によってチェックされているでしょうか。 

  私は、そうした理念が文書として共有され、法律化されているのかどうか、不勉強のため知りません。もし、曖昧な慣習や、消費者団体の自主的な努力によって、かろうじて保たれているものであるなら、様々な圧力のもとで、理念は次第に侵蝕されていってしまうかもしれません。


こんな記事を読んで、いつになく真面目な私だ。。

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小口融資の適正な金利

消費者金融の金利は「安すぎる」?」の中の「5万円の元本を回収するコスト」のグラフは、とっても勉強になります。ものごとを見る目が少し変わりました。

記録のためにメモ。

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繰り返し書く

すべてのデータを人に預けない

  そうでした。ココログに書いたものも、ときどきエキスポートしておかないと。。

  でも私の場合、どうでもいい日常のつぶやきが多いから、ときどき全クリアされてしまって、重要なことはまた書く、でもいいかな。繰り返し書くたびに考えが整理されて、記事の質が上がるのを期待したりして。
  最初の質が低いのが問題とは言うてはならぬこと(藁)。(蓄積すべきデータが少ないのも問題か(泣)。)

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ボルトのない家具

  昔、家の頑丈そうなダイニングテーブルの足が、実はたった2本のボルトだけで重量級の天板に緊結されているのを知って以来、そして、そのテーブルをちょっと引きずって移動した際にメキッという音を聞いて以来、木材を金物で結合することに疑いの目を向けている私だ。(この辺、室井ふう
  そんな私の興味を掻き立てるのが、百式で紹介されているこのテーブル。なかなかよさげだけれど、洋風なところがいま一歩。

  和風の継手仕口を使って、誰か作って。

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2004.06.16

名刺にICチップを埋め込む

  マイクロソフトが考えていることとは少し違うのだけれど、この記事からふと連想が浮かんだ。

  ICチップは、量産によるコストダウンが、普及のためのひとつの鍵だ。いまのところ物流への応用が大きく取り上げられているけれど、ビジネスマンの名刺に埋め込むというアイデアはどうだろう。

  1人年間300枚、2000万人が利用、という想定で、年間60億枚。
  物流の個数に比べれば小さいかもしれないが。読み取り機を個人向けに普及させるには、いい起爆剤かもしれない。

  なにより、マイクロソフトが運営するであろう人材データベースに、管理されずに済む(笑)。

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いつになく地味なゴーログ

  木村さんのコラム「前田日明と坂本龍馬と「改革」の現実」は、いつもと様子が違って、地味な雰囲気。

  以前、ネットの盛り上がりを、現実の社会の盛り上がりと読み違えて判断を誤った、加藤紘一議員のことが、ふと頭をよぎりました。まわりで囃していた人達が、言葉だけでなく、現実に強力にサポートしてあげられればいいのですが。。。


単なる無責任な連想ですね(微笑)。

[追記]やっぱり取り越し苦労でした。「4991枚に上る公的年金関連のデータとプログラムが開示されます!」。やりましたね。というか、手順はきちんとあるものなんですねえ。なんで民主党は、最初からこの手順でやらなかったんだろう。
ともあれ、ゴーログ、ますます目が離せなくなりました。

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2004.06.15

音楽CDの値段

  為替変動の問題という視点があって、目から鱗です。「洋楽CDはなぜ「安い」のか?
  でも待てよ。購買力平価と突き合わせてみないと、本当のところはわからないかも。(自分で調べもせずものぐさですが)

  販売価格の内訳を知りたいなあと思っていたら、それも調べてくれていました。「CDのコストに関する考察
  記事の結論は、製造原価でもなく、社内販売管理費でもなく、広告宣伝費が大きいということらしいです。なんのことはない。広告代理店が儲けているのね。

  レコード会社がP2P潰しの先頭に立っているけれど、裏では広告屋さんの意向が働いているのかなぁ。
  さらに勘ぐれば、出版業界でのこんな動きの後ろにも広告屋さんがいたりして。

  考えすぎか。。

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出版社にも著作隣接権?


  日本書籍出版協会と日本雑誌協会の共同声明の中に、出版社にも貸与権を付与せよ、という文言が入っているそうです。「貸与権の次は」から
  作家自身では貸与権を有効に使う能力はないから、出版社が代わってやろうということなのでしょうか。しかしそれだけならば、作家の代理人として振舞えば済むはずです。
  自ら権利者になろうとする裏には、作家の意思とは別に、出版産業界として動こうという意図が想像できます。
  なんだか、音楽産業と同じことが起きそうです。違いは、音楽の製作者に比べて、作家は情報発信力が強いということでしょうか。とはいえ、兵糧攻めに弱そうなのは、音楽アーチストも作家も同じかもしれません。

ところで、この話とデジタル出版はどう絡むのでしょうか。
・作家の立場が強くなり、出版社の既存の権利は有名無実になる。
・デジタル出版する権利を出版社が握り、作家の立場は弱くなる。

やっぱり、音楽産業と同じことが起きそうな予感。。

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2004.06.14

ネットの意見を政治に反映

  ネット上のいろいろな意見を集約して、政治に反映させましょうというのは、古くて新しい話のような気がします。たまたま今日、ふたつのblogでその話を見かけました。

木村さんのblog「1.29ショックと公的年金改革と大同小異の教え

わが国の改革が遅延する一番の理由は、改革派同士が理想像の違いでツマラナイ争いをはじめることにあるからです。頭のいい人に限って、そういう大きなミスを犯しがちです。「俺の案の方がいい」「私の案がベストだ」と言い争っているうちに、現行制度を手直ししたフリだけの案が通ってしまう。それで、「俺の案だったら、もっと良かったのに」というマスターベーションに陥ってしまいがちなのです。

圏外からのひとこと「百家争鳴を許容する意思決定システムとは?

おおまかな方向性を一致させることや、関心が共通する重要なテーマをいくつか選び出すことは、すぐにできそうな気がするが、それを組織化しようとした場合に、アタマになる人や綱領のようなものを決めようとすると、とたんに百家争鳴状態になることが、容易に予想できる。
  問題意識は共通なのですが、その解決方法はそれぞれ異なっていて面白いです。
  木村さんは、小異を捨てて大同につくべし、とのご意見。圏外のessaさんは、投票によって決めましょう、との提案。いろいろあるものですね。いや、この二つは異なっているわけではなくて、同じことを別の角度から見ているだけかな。
  面白いテーマなので、取り急ぎメモ。折を見て考えてみたいと思います。

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2004.06.13

出生率が下がる理由

  理由は単純らしいです。それはお金がないから。
次の子どもを産まない理由はなんですか?」
貧乏に耐えて、よくがんばった!?

  世帯収入が二極化して、収入が少ない極の人が増えて、子供を生んで育てる金がない人が増えているのかもしれません。対策を考える人達は、収入が多いほうの極の人たちだから、実感がわかないのかな。
  「金がない」には、いまはあるけれど、産休や育休が失業につながって、収入が減る危険、というのも含むようです。

……だってさ、子どもが3人いる家ってば、親のどっちかが公務員だもの。それでも、産休とって育休とったせいで、とってない奴(男一般と毒女)にいじめられて、職場行けなくなって、病休。なんて話を聞くと、普通の神経の人は、システムが整っていても、怖くて産めねえなぁ(絶句)。
だそうです。

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丹沢で鹿を見た

  尾瀬でクマが出たからというわけでもないのですが、丹沢で鹿を見ました。

  道志川の源流にほど近いとある尾根筋で、もやが立ち込める谷を眺めていてふと振り返ったら、そこに。
  あっと思う間もなくひらりと翻って見えなくなり、綿帽子のようなきれいなお尻だけが残像に残りました。

  あの辺りだと珍しくもないのかどうか、素人の私にはよくわからないけれど、時々そういうことがあるからキャンプはやめられない。
  とは言っても、傾斜45度くらいの道もない森を、登ったり降りたりして、今日はあちこち筋肉痛ですが。

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2004.06.12

世界の中心で、愛をさけぶ(映画)

  今年に入って、知人の奥様が白血病で亡くなられて以来、この病気には弱い。泣けてしまいました。自分にとって、この病気が空想の世界のものであったなら、たぶん違う感想を持ったと思います。例えば「くさい話だなあ」とか。

  そう思って、原作すら読んでいない私はふと、世の中の評判が気になって、アマゾンの書評を見てみたのですが、やっぱり評価は低いようです。その低い評価を出した人の評に、こういうくだりがありました。

自分の中のものと、物語の中のものが重なり合って、自然に感動が生まれてくるものが良作だと僕は思います
まことにそのとおりだと思います。

  私が中学高校の頃は、例えば椎間板ヘルニアで苦しみながら、そんなそぶりも見せずに明るく仲良くしてくれた年上の女の子(すごい美人でした(笑))、とか、体育の時間中にひょんな事故で片目を失明してしまったのに、負けずに屈託のないところを見せていた男子(元気かな)とか、たぶん小人症で異相と呼ぶべき風貌だけど、気持ちは真っ直ぐな奴とか、そういう、世の中が勝手に決めた標準とは、明らかに異なる人(子供)が、少なからずいました。普段何気なくしていても、何かの拍子に内面の複雑な気持ちが滲み出るのが感じられるような、そういうことが、記憶に残るくらいにはあったのです。

だからこの映画は、私にはリアリティがあるし、思わず泣いてしまいます。

  最近の学校事情を私はよく知らないけれど、標準からはずれている子は、いまでも標準風の子に混じって生き延びているでしょうか。世間はそういう子も、受け入れているでしょうか。そういう子が普通に暮らせていればそれだけ、佐世保のような事件は起きにくくなると思うのだけれど。

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2004.06.11

P2Pファイル交換と駐車違反

  前の記事の続きです。
  P2Pの仕組みにおいて、流通しているファイルを削除する/しないの選択肢がない、という点には、確かに問題があると思うのです。Winnyには削除機能がありませんでした。ですから、削除機能をつけようという意見には一理あると思います。

  一方、削除できるようにすることで「できるのにしないことを罪に問う」可能性が生まれますが、そこは実装のさじ加減で乗り越えられないかと思います。感覚的に近い比喩を挙げるとすれば、「駐車違反」でしょうか。

  駐車違反は、一応法律違反ではありますが、悪質なものから軽微なものまで、さまざまな異なる対応がとられています。また、駐車していい場所に停めることはなんら問題ではありません。その知恵を、ファイル交換にも生かせないかと思うのです。

  実際の運用をイメージしてみます。
  まず、自由に流通してよいファイルについては、なんら問題はありません。
  次に、本来、流通させてはいけないはずの著作物については、軽微な初犯に対する罰金から、悪質な繰り返し犯に対する研修(費用違反者持ち)などまで様々ありえます。
  また、容認できないファイル(例えば幼児ポルノ)は、別種の悪質なケースとして、罰金を飛び越えて告発ということもあるかもしれません。

  そして、これらの対応は、駐車違反と同じく、膨大な違反の海(笑)の中で、時代ごとの許容度に応じて摘発コストが配分されるようにすることで、自律的に調整されていくようにします。

  違法ファイルが特定のパソコンに存在することを知る方法は、強すぎず弱すぎず、自動化やスケールが難しいものを考えます。例えば覆面パトカーならぬ、覆面ノードを使うことができるかもしれません。いきなり摘発するのが酷であれば、1回目に警告、その後一定期間内に改善されない場合に摘発、ということもありえます。これはタイヤに付けるチョークですね。(笑)
  技術に詳しい方に方法を考えていただければ嬉しいです。

  著作物のコピーについては、グレーゾーンが大きいため、駐車違反に対する対応のような、幅のある方法が検討されてもよいのではないかと思います。

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2004.06.09

匿名性と反社会的情報の削除機能は両立する

  放流された情報が削除不可能であることは、確かに問題です。高木さんのblogで、この指摘があり、利用者が自身の判断で、情報を削除できる機能の必要性を説いています。この意見は傾聴に値すると思います。
  一方、削除機能だけでなく、放流元を特定できる機能も付けるべき、という意見もあるようです。私はこちらには反対です。それは匿名性を脅かすからです。

P2Pの仕組みをつくるときは、

  1.情報の出所は追跡できない
  2.各ノードにおいて情報を削除することができる

の2つの原則を守ることにしてはどうでしょうか。

  原則1は言うまでもありません。
  原則2により、情報は、それが削除されるべきと思うノードの近傍からは時間とともに消えていき、情報が残されるべきと思うノードの周辺に残ることになると思います。これは、情報の生き残り方として、とても自然な感じがします。

  この2つの原則によって、P2Pネットワークの匿名性を保ちながら、反社会的な情報の生息域を押さえ込むことができるのではないかと思います。

  ちなみに、反社会的情報を完全に撲滅しようとすることは、あまりうまいやり方とは言えません。問題ない程度に押さえ込めれば、それがコスト的にも精神衛生的にも、そして多様性の確保の点からも、いいのではないかと思います。

(発展的に次の記事に続きます)


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[追記]2004.06.11
  「圏外からのひとこと」経由で知った、崎山さんの記事「技術者の倫理を問う」の中で、高木さんの記事「市民の安全を深刻に害し得る装置としてのWinny」には多くの嘘があることが指摘されています。

  私は、同じ記事の中で

IPv6を使うなどして、ひとつのコンピュータで多数のIPアドレスを保有し、アプリケーションごとに別々のソースアドレスを使用することで解決できる。これが、将来の理想的なプライバシー維持型消費者向けインターネット環境であろう。
という部分を見て、これは嘘ではないかなあと思っています。さらに、技術者がこの程度の単純な勘違いをするとは思えないので、故意に嘘を言っているのだろうかという印象を受けました。また、同氏の別の記事「ポジティブキャンペーンが必要なのか」を見ると、高木さんという方は、政治的なキャンペーンに興味があるタイプの技術者なのかという印象を受けます。もちろん、いずれも私の主観的な印象に過ぎません。

  しかし、高木さんという方の思想や行為については棚上げして、純粋にこの方の主張にある「放流された情報が削除不能であることは、問題があるのではないか」という点に注目すれば、それは一理あると私は思うのです。

 
 
 
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[追記2]2004.06.14
  上記の追記について高木さんに記事の中で取り上げていただきました。私の考えを順に書くと、以下のようになります。

1.私は、P2Pの仕組みにおいて匿名性が失われることには反対です。
2.そのために、「IPアドレスを固定でなくする」方法が有効であるなら、検討に値します。
3.個人が使うIPアドレスの数を増やしたり、個人が複数のアドレスを使いまわしたりするだけでは、IPアドレスから個人を特定することの妨げにはならないと私は思います。単に数が増えただけで、固定アドレスであることに変わりはないからです。
4.上記本文中で触れた高木さんの記事では、「IPv6を使うなどして、ひとつのコンピュータで多数のIPアドレスを保有し、アプリケーションごとに別々のソースアドレスを使用することで解決できる。」と言い切っています。私は、それは違うのではないかと思いました。IPv4、IPv6のいずれかに関わらず、固定アドレスであればIPアドレスから個人を特定することはできます。本質は、アドレスが固定であるか否かであって、使えるアドレスの数ではないと思うのです。IPv6を使ったからといって、匿名性を確保することにはなりません。
5.むしろ話は逆かもしれません。IPv6が普及することで、もし、プロバイダによるアドレスの動的割り当てが廃止されれば、ネットは固定アドレスだけで運用されるようになるかもしれません。IPv6の普及が、ネットから匿名性を奪うことにつながりかねないのです。
6.高木さんも別の記事「2月8日の日記」の中では、「ログイン前とログイン後で異なるIPアドレスを使う必要」などに言及されていることから、ご自身もこの問題を意識はされているようですが、具体的な解決方法はまだお持ちではないように読めます。単に技術的に目処が立っていないだけでなく、社会的に、解決方法を普及・定着させる方法も、記事からは窺えません。「解決できる」との言い切りは早過ぎると思います。
 
 
  ここまでで、高木さんご自身も、IPv6を使うなどしてIPアドレスの数を増やすことでは、IPアドレスから個人を特定することを防げないこと、について自覚されていることがわかりますので、「IPv6を使うなどして・・・解決できる」と言い切ってしまったのはやや行き過ぎと思います。正しくは「IPアドレスを固定でなくするなどして・・・」と言うところではなかったかと思います。
  一方、その言い切りに対して、私が「嘘ではないか」とした言い方も言い過ぎでした。「論点がずれている」とでもするべきでした。
 
 
さて、この[追記2]における私の主張を簡単にまとめます。

  IPv6は一般の新聞でも取り上げられるなど、社会の関心もそれなりに高いようです。そのような状況の中で、高木さんの主張を読んだ人達が、「IPv6を使えば匿名性は確保できるのかぁ。それはよかった」という誤った認識を持ってしまいかねないことは、匿名性を確保したい立場からは好ましくありません。なぜなら、IPv6が普及していく過程で、匿名性を確保する手段についての検討がなおざりになり、結果として匿名性がなし崩しに失われていくおそれがあるからです。

  高木さんがもし、P2P(やネット)には匿名による情報発信という選択肢も残すべきだとお考えならば、上記のような誤った認識が広まることがないように留意していただければありがたいです。
 
 
 
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[追記3]2004.06.15
高木さんの記事で、再度取り上げていただきましたので、それについての私の考えを書きます。

1.発信者匿名性をどうするかについて。
  高木さんが言われる、受信者匿名性と発信者匿名性を分けて考えるアイデアは、以前拝読して、よい気付きをいただきました。また、高木さんの主張が、受信者の匿名性は肯定、発信者の匿名性は否定であることも、その時読み取っています。それはひとつの見識であると思います。
  一方私は、情報の受発信を実名でするか匿名でするかは、受発信者が都度選択できることが望ましいと考えています。その理由は以前の2つの記事に書いたとおりです。
Winny作者の逮捕 まとめ
匿名性の意味

  それぞれに主張のあることであり、この話はここで一旦終わりにしたいと思います。 
 
 
2.IPv6は匿名性を脅かすかどうかについて
  私の主張は当初から、IPv6は匿名性を脅かすということで一貫しています。
  一方、高木さんも、IPv6を通常想定されている方法で使えば、プライバシーを損ねるとお考えであることが、今回確認できました。
  そうである以上、これについての私の主張は、[追記2]の最後に書いたことを繰り返すだけです。IPv6を使えば匿名性を確保できるなどという、事実とは逆の、誤った考えを広めないよう、留意していただければと思います。

この議論も、私の方はこれで終わりにします。
 
 
 
  さて、素人の私にとって、このやりとりは、いろいろなことを理解することができて有益でした。お付き合いくださった高木さんと、崎山さん(経緯からすれば、私が巻き込んでしまった恰好で、すみません)にお礼申し上げます。

  また、このやりとりに関心を持ってくださった皆さん、お疲れ様でした。崎山さんと高木さんのやりとりなど読まれて、かつてのfjやパソコン通信の「フレーム」が、blog時代にも持ち越されるのかと、暗澹とした気分になられたかもしれませんが、その件はまた別の機会に譲りたく思います。

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2004.06.08

ニコンようかん

岡口さんの記事経由  「ニコンようかんセット

。。。しかもあろうことか  「た だ い ま 在 庫 切 れ」 !

よく見れば、「ニコンようかんセット」もある(爆)。。すばらしいネーミング。

と思ったら、こっちも  「た だ い ま 在 庫 切 れ」


そういえば、ニコンは不動産屋もやってたなあ。
横須賀線西大井駅前というマイナーな場所で。

なんなんだ。>ニコン

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2004.06.07

年金制度改革は生産性向上

  渡辺千賀さんのblogで、マッキンゼーのレポートをひいて、こんな話が載っていた。「日本は復活するか?

今年のMcKinsey Quarterlyに掲載された生産性に関する分析では、「バルク産業」の効率こそが、国民の豊かさを決める、と。ということは、日本の小売・建設が効率化するまで日本の生活水準は上がらないということか。
  年金の制度改革、というか制度の簡素化の話を聞いていると、バルク産業の効率化の中に、社会制度の効率化も入れたくなってくる。つまり、小売・建設に加えて、社会制度が効率化するまで日本の生活水準は上がらない、となる。

  一昔前、日本人の働きすぎが問題になったとき、休暇を増やそう、もっと休もうということが言われたけれど、振り返ればあれは対症療法に過ぎなかった。本当は、生産性を上げつつ失業が増えないようにワークシェアすることで、結果として労働時間が減ることを目指すべきだったのだろう。実際にはそうはならず、相変わらずばかばかしいことに多くの資源を浪費しているわけなのだが。

  その視点で見ると、年金制度簡素化は簡単には進まない予感がしてくる。なぜなら、複雑な制度のおかげで、それを説明したり修正したり議論したり運用する資格や仕事が生まれ、それで食べている人が大勢いるからだ。彼らは制度の簡素化を望まないだろう。付加価値として売り込んできたノウハウが、一夜にして意味と価値を失うのだから。

  この辺りの事情は、BPRに関わったことがあれば納得がいくと思う。業務プロセスを洗ってみれば、無意味に複雑なプロセスがたくさん見つかるはずだ。それを簡素化してコストダウンを目指せば、激しい抵抗に遭う。仕事を失う人には死活問題だから。「全体最適なんて関係ない。自分の関わる部分だけが問題だ。」結構知的な職業の人でも、そう考える向きは多い。ここに到って、ばかばかしさは物悲しさに変わる。

  切って捨てられれば、立派なマネジメントなのだろう。新しい仕事に切り替えができれば優れたマネジメントだ。(新たなばかばかしさの種を播いたに過ぎなくても)。

  年金のような公共セクターで、BPRに相当することが実現できれば、それは大きな変化には違いない。鉄道ではできた。道路ではだめだった(ようにみえる)。今度はどうだろう。

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2004.06.06

デイ・アフター・トゥモロー

  シュールな映像をたくさん見せてもらって、満足。特に宇宙ステーションから見た巨大ハリケーンの映像は新鮮でした。「パーフェクトストーム」で似たようなのを見た気がするけれど、今度はもっと大きなものをたっぷり見られた。
  ロスの竜巻もすごかった。「ツイスター」の竜巻もすごかったけれど、今度のは、民家ではなくて高層ビルを巻き込むので、破壊のすさまじさが圧倒的。紙吹雪のように巻き上がるビルの残骸はもちろんCGだろうけれど、あれを見てしまうと、日本アニメの「総作画枚数○○万枚」とかいう一切が色褪せて見えてしまいます。

  後半は半分人間ドラマだけれど、中ダレなく一気にいきました。最後に、まるで現職をモデルにしたような副大統領に、反省の弁を言わせるあたりが、今の米国の気分をちょっと反映しているかも。

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国債は買い。。とは思えない

  日経本紙の特集「資産運用」で、個人向け国債の記事があった。見出しは「インフレに強く元本保証」だそうだ。ほんとかなあ。

  素人考えで放言してしまうと、満期に受け取る価値が額面(元本)保証だといっても、インフレで、同じ額面で買える価値が半分になっていたら、とても「インフレに強い」などとは言えないと思うのだけど。。それだけのインフレになったところで、長期金利が見合うほど上がるとも思えないし。(もし長期金利が本当にそんなに上がったら、国債価格は暴落。大量に国債を抱え込んでいる金融機関は崩壊。国債の買い手がいなくなって、国家予算が組めなくなる。だから政府は絶対にそうはさせないと思う。)

  あちこちで、外国人や機関投資家(や政府)が、素人個人にババを掴ませようという動きがあるように感じるけれど、経済新聞がそれを助長するようなことを書くのはどうかと思う。

  もちろん以上は素人考えだから、全然思い違いなのかもしれないけれど。だれか本当のことを教えてくだされ。

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尾瀬ヶ原にクマ出現

  クマに襲われ重傷だそうです。
  山の方へキャンプに行くと「クマ出没注意」の看板をよく見かけるのですが、あまり真剣に考えていませんでした。食料だけは離れたところに置くようにはしてますが。。
  尾瀬ヶ原のような比較的開けたところで、実際にけが人が出るとなると、もう少し慎重にならなければと思いました。それとも、開けてきたことが原因で遭遇事故が起きるのでしょうか。

  ところで、実際に襲われたときはどうすればいいのでしょ。逃げるのが手っ取り早そうだけど、足場の悪いところでクマより速く走れるかどうか自信がない。。。


余談。だれか電車男の次はクマ男を創作してくれないかなあ。尾瀬の木道を歩いていたら。。というカントリーな設定で。(エルメスにはもうすこしリアリティを加えて(笑))

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2004.06.05

天国の本屋 恋火

切なくさわやかに泣けます。

主演の竹内結子の一人二役の演技が、映画の比重の半分くらい。
あとの半分はお話と松任谷夫妻の音楽かな。
年配脇役陣のさりげないけれど引き締まった演技もGood。

舞台は地方の小都市という設定だと思うけれど、登場人物のメンタリティはむしろ都市のそれなんだろうか。
ああいう、ほどよくしっとりした気持ちのありようが似合うまちをつくりたいものだなあ。
それって二律背反?

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佐世保の話

  佐世保の悲しい事件の話は、どうにも発言しにくい。ネットの掲示板がきっかけだという事実はあるようだけれど、言うまでも無くこの事件とネットとの関わりは薄い。

  薄っぺらさは自覚しつつ、抽象的なことをあえて書く。
  常識とは何であるかを、人は常に互いに教えあっているべきだ、というだけのことだと思う。それはコミュニケーションを通じて形成され、微調整され続けながら、おおまかに共有されているものだ。刃物を人に向けてはいけないのは、常識だ。

  北沢かえるさんのところに、それがよくわかる記事がある。

  もし、この小学生が、その常識を十分知りながら、あえて破ったのであれば、それは大人の犯罪だ。そのときは、情報が放流(ここから借用)されてしまうネット絡みの問題として、また書くことがあるかもしれない。
  たぶんそうはならないと思う。

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2004.06.04

メーカー直販の隠れた意味

  森さんのコラム「サムスンと日本の微妙な関係」の中に、気付きがあったのでメモ。

  記事自体は、サムスンの成功は、プロダクトイノベーションではなくプロセスイノベーションによるもので、世界市場で規模の経済を生かすことで達成されていること、それゆえ、日本市場への進出はテストマーケティングが目的である可能性が高いことについて書かれています。
  その中で、サムスンが日本市場で採用すべき販売方法としてオンライン販売をあげ、SonyStyleを例にあげてこう述べています。

家電製品は、値崩れして「安い」というイメージがつくと日本の一般的な消費者の選択肢からは外れてしまうことが多い。あえて販売価格を下げないための市場コントロールにもオンライン販売は有効だ。Sony Styleのように自社サイトで出されている販売価格というのは、オープン価格が一般的な昨今、量販店が価格を決める際のベンチマークになるからだ。
  なるほど。そういう理屈の付け方はありかもしれません。家電メーカー直販は従来の販売店にとってマイナスにしかならないと思ったけれど、隠然とした価格統制がもし本当に可能ならば、販売店に対する隠れた説得材料になります。
  でも目から鼻の量販店をそれで説得できるかというと心もとない気も。。

  いずれにせよ、ちょっとした気付きがありました。

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貸与権に対抗するには独占禁止法?

  著作権法改正案は、審議会を通過し、可決される見通しになったようです。この法案はレコード輸入制限権を認める点に問題があることが再三指摘されてきました。また、法案の中身とは別に、国会議員や著作者の事実誤認のひどさ、その誤認に基づく審議のいいかげんさでも、注目を集めていました。例えば、ここここで、その辺りの経過が窺えます。
  この審議の経過を見ていると、私達の生活を縛る法律というものができていく過程について、大きな不安を覚えます。

  ところで本題ですが、今回の改正案は、レコード輸入制限権だけでなく、貸与権も盛り込まれたようです。
  この貸与権は、以前の記事でも触れましたが、かなり強力な権利だそうです。貸本屋などが扱う著作物の貸与について、単純に報酬を請求するだけでなく、そもそも貸与を認めないこともできるということで、場合によっては自由競争を不当に阻害する可能性もあるのではないかと思います。
  今後この権利が濫用された場合は、独占禁止法を根拠に対抗することも検討されて然るべきではないでしょうか。

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2004.06.03

PDAからスマートフォンへ

  米国とアジアで、ソニーがPDAから撤退だそうです。
  以前からPDAというものにはどうも興味を引かれませんでした。古い記事で書いたことに倣えば、あれは欲望を刺激しないのです。どちらかというと、単純な紙の手帳の方が、創造性という欲望を刺激してくれます。そのうえ、値段が5万円と2千円では、懐が寂しい私のなかでは、勝負になりません。
  もし携帯電話機能が付いていれば、持ち歩くデバイスを一本化できるので、そのときはPDAに乗り換えるかもしれません。cnetの記事中でもそのことには触れていますので、私ひとりの感想ではないと思います。携帯とPDAの両方を扱っているソニーに期待しているのだけれど、どうでしょうか。

  今回の撤退は米国だけで、国内では販売を続けるそうですし、「これまでのPDA事業と今後の方向性を検討していく」そうですから、わずかに希望は残っているのかと思います。
  どうせ見直すのであれば、SIMカードにしてくれるともっと嬉しい。そのSIMカードにICカード機能を内蔵して、個人認証デバイスという新しい市場を先頭切って開拓できるのは、いろいろ言われてもやっぱりソニーしかないと思います。カードを挿すスキンはファッションとして、これも市場を開拓できる。

がんばれソニー。

わがまま消費者の手前味噌なエントリ。。もとい。
わがまま個人のソニー買いどき期待エントリか。(笑)

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