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2004.03.10

アムウエイとsocial-networking

  しばらく前から、orkutをいじってみている。なんでも近々、social-networkingがテーマの集まりもあるらしい。また、c-netの山岸さんのblogで、これをビジネスにするときの姿勢について書いてくれている。

  そうした動きには申し訳ないと思うのだが、私は、social-networking(SN)はあくまでも、商売抜きであってほしいと思う。その理由は、multi level marketing(MLM)のアムウエイを連想してしまうからなのだ。もちろんこの会社は、多摩大学の名誉学長さんや良質の人材派遣会社の社長さんが諮問委員になるような会社だから、無条件に悪いと決め付ける気はないのだが。

MLMの問題点は、私の考えるところでは以下の2点だ。
▼早く始めた方が有利で、その優位が固定してしまう。
▼自分が販売した実績だけでなく、他人(子孫)の実績の一部まで自分の実績になる。つまり、不労所得がある。
このほかにもいろいろあるそうだが、それはここあたりを見て別途考えるとして、私は上の2点に焦点を絞りたい。

  第1の点は、social-network marketing(SNM)においては、問題ないだろう。リンクの数だけが興味の対象で、参加順序は見ていないからだ。もし紹介順序をビジネス上の評価対象にし始めたら、それは問題だと言っておこう。
  第2の点は言い換えれば、新規リンクを増やすことがノードの利益になるということだが、それはSNMにおいても同様だ。つまり行き過ぎた勧誘が起きる可能性があるということだ。
  普通の営業行為であっても、行き過ぎた勧誘は問題であるのに、それが友人関係を基盤にしたSN上で起きるのだから、問題はさらに大きい。友人関係が、金のやりとりで気まずくなったり壊れたりすることは、まったく好ましくないだろう。
  百歩譲って、それを容認したとしても、友人でもない人を新規に参加させようとする強引な勧誘が起きる可能性もある。それと同時に、あまり好ましくないメンバーも参加させてしまうことにもなりかねない。本来は、友人関係を基盤につくるはずのネットワークに、それにそぐわない色がついていくことは、SNの趣旨にも反するのではないか。

  そういうわけで、私はSNは非商業ベースで発展して欲しいと思うのだ。

  何と言ってもやはり、商売は自由でオープンな環境のもとでやってもらいたい。SNはどちらかといえば、排他性を持つ可能性のあるサービスで、自由でオープンとは相容れないものでもある。

※実はSNは、自由でオープンで少し危ないというインターネットに対する、ちょっとした反動かという気もしていて、それはそれでまた別に考えるべき問題ではあるのだ。

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