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2004.03.15

知を創造する新しい枠組み

  梅田さんの産経新聞の今日のコラム「ネット上に増殖する「Blog」: 米大統領選にも影響及ぼす新現象」は、知的50代に向けたblogの解説だ。ご本人が「苦労しました」とcnet上で言われているとおりの労作で、よくまとめられたなあという印象。
現場のプロによる情報発信がメディアのプロのそれを凌駕する話を、

・・世の中には途方もない数の「これまでは言葉を発信してこなかった」面白い人たちが居るということだった。
と、うまい言い回して説明するところから始まって、情報氾濫がもたらす玉石混交状態を、blogが解決することを「予感させる」こと、またジャーナリズムを普及させる道具としてのblogを
ブログとは「世の中で起きている事象に目をこらし、耳を澄ませ、意味づけて伝える」というジャーナリズムの本質的機能を実現する仕組みが、すべての人々に開放されたものととらえることができる。また人と人がネット上で知を創造する全く新しい枠組みが生まれつつあるのだ、と考えることもできる。
と表現している。
  blogが情報のS/N比を改善するというのは、少し外れているとは思う。むしろ、誰でも発信できることによる、質の低下の方が懸念されるだろう。もちろん梅田さんは百も承知で、50代向けにアレンジして書いているのだが。
  コラムの中では、その辺を説明するために、blog周辺技術で情報の質を高める仕組みをいくつか挙げられているが、最近流行の「planet何々」といった、テーマ限定のRSSアグリゲーションなども、有力な方法だろう。

それにしても、と思う。
知を創造する新しい枠組みの出現に対して、従来型の知の創造者達は、どう対処していくのだろうか。特に、メディアのプロであった人たちは、現場のプロが、直接ネットに情報発信していく時代に、どう対応していくのだろうか。この件で、既存メディア側からの反応が、よく見えないのが残念だ。私のアンテナの張り方がまずいせいもあるのだろうけれども。

さらに思う。
自分はこの動きにどう関わって、あるいは関係なく、いくべきだろうか。

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