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2004.03.10

ジャyパネットタカタも個人情報流出

  「ジャパネットたかた、顧客情報66万人分流出の可能性」。ここでも書いたが、たぶんほとんどの企業は、他社の批判をしている余裕はないのではないか。
  ビジネスの世界では「個客情報を知ることが競合に打ち勝つ秘訣」とか「現場に十分な情報を持たせて判断させることが重要」などの説があふれている。それはそれで正しいのだろうが、個人情報を管理する視点で考えると、これほど危ない話もない。個人情報保護法の実施を間近に控えて、対応が難しいところだ。

  そもそも個人情報が流通して困るのは誰だろう。消費者だというのが定説だと思うが、本当にそうだろうか。いち消費者の立場からすれば、住所、電話番号、生年月日あたりは、たいてい何かの書類に書くもので、それが公になったからといって、森の中の一枚の葉に過ぎない一消費者には、どうということはない。気になるのはクレジットカード番号だが、これはそうやたらに書くものではないし、外から簡単にアクセスできる口座には、そもそも当座用以上の金額を置かないなど、自衛手段もある。現実的に考えれば、ほとんどの場合、個人情報が流通したからといって、困ることはないと思う。
  というところまで書いて、はやくも感覚が麻痺しつつあると気付く。

  たしかに、森の中の一枚の葉であるうちは、問題は少ないかもしれない。しかし、それがどこかで名寄せされ、ピンポイントで攻撃されることが危ないのだ。1枚の葉であって、確率的には犯罪などの対象になるおそれは小さくても、それが実際におきてしまったら、確率の問題ではなくなる。

  情報管理はとても難しく、またコストもかかるが、やはり厳密に管理することが必要だろう。

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