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2004.02.11

EUと地中海世界

  イラクの話の影に隠れて、パレスチナの話は最近影がうすいけれど、そのパレスチナ紛争の当事国であるイスラエルとパレスチナが、EUに加盟する計画がある「かもしれない」らしい。(わずらわしい表現だが、「あるらしい」と言い切れないので)。田中宇さんのメルマガで今日配信されてきた記事に詳しく書かれている。田中さん自身もこの話に驚いて、別記事を配信する予定を変更して、この話題を取り上げたとのこと。確かに驚くべき話だ。

  ちょうど、遅ればせながら「ローマ人の物語」の12巻を読んでいるところで、現代のEUと古代のローマが、地中海世界という版図を持つという点で共通する話だなあと、反応している次第。
  非キリスト教国であるキプロスやトルコを飲み込んで、さらにアラブをも吸収していくとしたら、EUはかつてのローマ帝国以上の広がりを持つことになる。ローマ帝国と対峙した当時のオリエント世界は、絶対専制君主国家であったわけだが、今日、アラブ世界がEUに加盟するとすれば当然、政体を変えざるをえないだろう。
  そのあたりの事情について、田中さんの記事では、イラク、シリア、サウジ、エジプトの現体制の弱体化と絡めた見方を提示していて、興味深い。

  それにしても、EUが地中海世界全体に拡大するとしたら、世界はずいぶん違った感じになるのだろうなあ。

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