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2003.12.30

牛丼販売中止も

  米国のBSE牛発覚の影響は大きいようだ。「吉野家、米BSEで営業見直し 特盛中止、新メニューも」。
  TVで流れている、社長の記者会見によれば、輸入禁止措置が続けば2月にも牛丼販売の中止が有りうるという。はなまると吉野家を往復している私としても、大いに影響を受ける。吉野家では、対策として、「いくら鮭丼」「焼鶏丼」「カレー丼」などの新メニューを発売するらしい。牛丼と同じ程度の値段で食べられるのだろうか。
  それにしても、吉野屋は、意思決定と行動が早い。ブランドに対する意識が高い。TVで流れた会見で社長はこう言った。「牛丼が500円ではブランドイメージが傷つく。それよりは販売停止の方がよい。」 米国産牛肉の輸入一時停止が決まったのが24日。それから1週間で、これだけの決断。さらに、代替メニューは1月15日までに全店で提供するという。決断も行動も早い。
  新メニューはさっそく試しに食べてみるとして、この一件で、同情からくる消費量増加が見られだろうか。記号消費の時代の消費者が、こうした事件をタネにどう行動するのか、注視したい。(調べる方法がないものか。。)

  なお、この一件で、吉野家についていくつかのことがわかったので、メモ。
▼輸入先を米国以外に変更すると、牛丼の値段が500円くらいになってしまう。
安定購入や規模の利益なのだろうが、かなり有利な取引をしていたのだろう。それにしても、例えばオーストラリアの畜産農家は、米国農家と同様の条件で供給できないのだろうか。継続的に大量の取引ができる点で、米国以外の肉牛生産者にとって、またとないチャンスだと思うのだが。
▼牛肉供給がないと、2月に販売停止になる。つまり、牛肉在庫は1~2か月分。
これはかなり少なかったと考えるべきだろうか。ぎりぎりまでコストダウンしていた様子が伺える。在庫量を決める要素としては、需要量変動への対応、供給量変動への対応が考えられるが、供給量の変動はある程度予測できそうだとすれば、主に需要側への対応が在庫量を決めるのだろうか。季節変動があるのかな?

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