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2003.12.20

あいまいの効用

  ほぼ毎日読んでいるほぼ日のサイトに、毎週月曜日更新の、ダーリンコラムがある。
サイトオーナーの糸井重里氏が書いているコラムだ。12月15日のコラムは、私がアップした「企画屋の反省」に、少々繋がるところがあると思うので、メモしておく。

いまの時代、
さまざまな決定の場面では、決定を判断するための根拠が必要とされるし、決定までの手続きにまちがいがないことが求められる。
・・・中略・・・
世の中では、大事なことを決めるときに、「わからないこと」のないようにしたがる、ということだ。

あちこちの会議で、みんなが「わかること」を持ちよっていろんなことを決めるから、似たようなものばかりが世間に出回ることになる。


と、集団の意思決定が必然的に陥る傾向について書いた後、
「わかること」というのは、あらゆる結果には原因がある、という考えにつきる。ヒット商品が生まれたら、その理由を考えて、同じようなヒットを生み出せないものかと話し合う。
・・・中略・・・
なんだか、世の中、「機械のしくみを説明する」ように、なんでも「わかること」として説明できると思ってるようなのだ。

と、その必然が何に由来しているかについて触れている。それを氏は、
「ニュートン力学的な社会観」とでも言おうか、

とまとめている。
その上で、
しかし、「わからないこと」のほうが、ほんとうは多いんだよなぁ。わかっているつもりだったけれど、ほんとはわからないことであるとか、わからないことさえもわかっていなかったわからないこと、とか、そんなことのほうが、「社会の模型機械」なんかより、ずっと大きいものなのだ。
・・・中略・・・
ほんとうはそのほうが、有効なんじゃないかなぁ。

あいまいなことの方が圧倒的に多く、かつ、あいまいさが有効であると主張している。その上で、さらに話しを再度ひっくり返して、
ただ、ねぇ、他の企業を相手にした企画書に、「だいたいこんな感じです」なんてこと書いてあったら、
仕事の関係は成立しないんだろうなぁ。

現実の仕事における実情を書き、
「ほぼ日」が自前の方法だとか、イニシアティブを自分たちで持つことにこだわるのも、そんな理由があるからなんだよねぇ。

それに左右されずに、あいまいさを許容する方法で企画をリードし続けたいと結んでいる。

  イニシャチブを自分たちで持つ、とさらりと言えるところが、企画者としての経験と自信の表れか。見習いたいものだ。

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