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December 2003

2003.12.31

内内価格差

  大晦日にもなって、門松の飾りつけがまだだったのに気付き、松の枝を買いに出かけた。他にやぼ用もあったので、バイクで10分の駅前に出かけたところ、1本100円で売っていた。最近は安いんだなあ。。しかし、なるべく地場の商店で買ってやろうと思って、駅前では買わずに、帰りがけに近所の花屋を覗いてみた。すると、駅前で見たのとおなじような枝振のものが1本500円。
  記号消費とやらで、同じものに大きく違う値がつくのは私にも理解できる。金持ちは、貧乏人とは違う場所、違うシチュエーションで、買い物をしたがるものだ。そこに、価格が上乗せされても、不思議なことではない。しかし、この松の枝のケースは、それとは違うのではないか。私には、駅前と地場の商売に対する姿勢の差が、そこにあるように思える。駅前の商店は、不特定多数の客によい品をより安く提供することにしのぎを削っている。一方、地場の商店には、顔なじみ相手の気安さ、地域循環経済の名に隠れた怠慢さがあるのではないか。
  今回は、駅前まで戻るのもおっくうなので、駅前の5倍の値段を払ったが、次からは、地元で買うという選択肢を検討することはあるまい。こうして、ブランドイメージは固まっていき、地場商店の地盤は確実に沈下していく。商売っておそろしいね。

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2003.12.30

牛丼販売中止も

  米国のBSE牛発覚の影響は大きいようだ。「吉野家、米BSEで営業見直し 特盛中止、新メニューも」。
  TVで流れている、社長の記者会見によれば、輸入禁止措置が続けば2月にも牛丼販売の中止が有りうるという。はなまると吉野家を往復している私としても、大いに影響を受ける。吉野家では、対策として、「いくら鮭丼」「焼鶏丼」「カレー丼」などの新メニューを発売するらしい。牛丼と同じ程度の値段で食べられるのだろうか。
  それにしても、吉野屋は、意思決定と行動が早い。ブランドに対する意識が高い。TVで流れた会見で社長はこう言った。「牛丼が500円ではブランドイメージが傷つく。それよりは販売停止の方がよい。」 米国産牛肉の輸入一時停止が決まったのが24日。それから1週間で、これだけの決断。さらに、代替メニューは1月15日までに全店で提供するという。決断も行動も早い。
  新メニューはさっそく試しに食べてみるとして、この一件で、同情からくる消費量増加が見られだろうか。記号消費の時代の消費者が、こうした事件をタネにどう行動するのか、注視したい。(調べる方法がないものか。。)

  なお、この一件で、吉野家についていくつかのことがわかったので、メモ。
▼輸入先を米国以外に変更すると、牛丼の値段が500円くらいになってしまう。
安定購入や規模の利益なのだろうが、かなり有利な取引をしていたのだろう。それにしても、例えばオーストラリアの畜産農家は、米国農家と同様の条件で供給できないのだろうか。継続的に大量の取引ができる点で、米国以外の肉牛生産者にとって、またとないチャンスだと思うのだが。
▼牛肉供給がないと、2月に販売停止になる。つまり、牛肉在庫は1~2か月分。
これはかなり少なかったと考えるべきだろうか。ぎりぎりまでコストダウンしていた様子が伺える。在庫量を決める要素としては、需要量変動への対応、供給量変動への対応が考えられるが、供給量の変動はある程度予測できそうだとすれば、主に需要側への対応が在庫量を決めるのだろうか。季節変動があるのかな?

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2003.12.28

圏央道予定地の土地収用再開

  asahi.comの記事「土地収用の執行停止を覆す 圏央道予定地めぐり東京高裁」によれば、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)予定地を巡り、東京地裁が出した執行停止が、東京高裁により覆され、収容手続きが再開した。

▼地裁の判断:「終(つい)のすみかとして住む者の利益は極めて重要。失うと容易に置き換えられない」
▼高裁の判断:「住めない不利益は金銭的補償で回復できる」「事業の遅れは公共の福祉に影響を及ぼす」

  高裁は「明け渡されない約370メートルを除き、あきる野―日の出インターチェンジ間の工事がほぼ完了している」ことを挙げ、地裁判断を覆した、と記事にはある。
  個人の自由(この場合は居住の自由)と、公共の福祉とが利害対立するときの判断は難しい。ケースバイケースになるのだろうが、このケースでは、当該予定地370M分以外の住民が、既に立ち退きに応じ、工事もほぼ完了していることをもって、原告の不利益についても金銭的補償で回復できるとの高裁の判断なのだろうか。私はこの判断には賛成だ。
  確かに、ついの住処への愛着は金に換えることはできないとの原告の主張には同情できる。しかし、圏央道開通による首都圏住民の利益は、都心部の渋滞解消、空気汚染低減など、たいへんに大きい。原告の蒙るであろう不利益と比較して、影響の範囲、金額に換算したときの大きさなどは、桁違いに大きいに違いない。このようなケースでは、十分な金銭補償により、原告の不利益をできるかぎり回復することで、明け渡しを求めるのもやむをえないのではないか。

小論文風に書いてみた。これから当分の間、このスタイルでいくぞ。ああ堅苦しいw。

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2003.12.26

DTVのコピー規制

  PC WATCHの記事、「なぜか日本よりゆるいアメリカのデジタルTVコピー規制」は、米国のデジタルテレビ(DTV)のコンテンツ複製機能の持たせ方について書かれている。
  ネタはpossible typoから。ココログ上にも、私的日記だけでなく、こういうblogが増えてくると嬉しい。

  記事によれば、FCC(連邦通信評議会)は、DTVの普及を妨げないように注意しながら、将来的なコンテンツ配布機能の制御については、いかようにでも管理できる方法を導入しようとしているらしい。
  コンテンツのコピーや配布については、無料で無制限にネット上などでばら撒かれていいわけはないから、一定の制約をつけることは必要だろう。しかし、現在認められている、「フェアユース」(私的利用による複製)は利用者の権利として残したい。コンテンツを受信した1台のDTVでしか再生できないとしたら、とても利用する気にはなれないと思うからだ。

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個人情報保護法に対するJMRAの指針

  日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)から、「顧客名簿を利用して調査を実施する際の指針」が出た。同時に出ている「顧客名簿を利用して調査を実施する際の協会の見解 第一弾」によれば、まだ見解が完全に統一されたわけではないらしいので、その前提で見る必要がある。また、この文書は、調査会社の立場で読む前提で書かれているので、クライアントから調査を依頼されたときのチェックポイントも書かれている。チェックをクライアント任せにして、後でその個人情報の入手が不適切だとわかったときは、調査会社も個人情報保護法違反に問われるので、注意するようにとのこと。もちろん、実際に調査にあたるときは、調査会社自身が個人情報取扱事業者になるので、この点からも法令遵守が求められる。慣れれば当然のことになるのだろうけど、それまではしんどいことだ。

  気になるポイントをひとつだけ。リサーチャーが得た個人情報を、ダイレクトマーケティングなどには使えない。「対象者の匿名性の堅持」の原則というらしい。マーケティング活動とからめて調査をしたいときは、クライアント企業自身の名前を出して、目的も明示して行うのがよさそうだ。新製品開発のための調査のような、クライアント企業名を伏せたいときのみ、調査会社名で行うのが、紛れがなくてよいのではないか。

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SoftEtherの提起する問題

SoftEtherというソフトが一部で物議を醸しているようだ。
私が見たネタ元は、スラシュドットの記事
SoftEtherのページはここ

  このSoftEtherというソフトは、HTTPS上でTCP/IPをエミュレートするらしい。そうすると、HTTPSを許しているFIREWALLを越えてTCP/IPをやりとりできる。VPN構築にあたって便利である反面、悪用や管理者の不注意によってセキュリティホールにもなり得るということらしい。技術的な詳細はよくわからないが、そう読み取れる。

  ことの経緯はここに載っている。このソフトウエアは、IPAに採択されたプロジェクトの成果物であり、開発者は、依頼元である情報処理振興事業協会 (IPA)との契約に基づいて、ソフトウエアを無償公開したが、セキュリティ不安を経済産業省とIPAに訴える問い合わせが相次いだため、経済産業省の要請によって、公開を一時見合わせているという。

  ソフトの使い方をかいつまんだ説明が、SoftEther を使うと何ができるのでしょうかのところにあるので、以下に抜粋する。

・SoftEther を使用して仮想ネットワークを構築し通信する際に、ネットワークのシステム管理者による特別な許可・設定が不要です。SoftEther の通信は、ほとんどの NAT、ファイアウォール、プロキシ サーバーを通過することが可能です。
・そのため、従来であれば拠点間 VPN を構築する際にファイアウォールの設定を緩和するなど危険な作業が必要でしたが、SoftEther を使用することにより、既存のファイアウォールに危険な設定を行うこと無く、簡単に拠点間 VPN (仮想 LAN) を構築することが可能です。
・SoftEther 仮想 LAN カードは、デバイスドライバとして実装されており、コンピュータにインストールされます。そのため、OS (Windows) やネットワーク アプリケーションからは、一般的な物理的 LAN カードと全く同様に認識されるため、透過的に (全く意識することなく) すべての通信を行うことができます。
・SoftEther 仮想 HUB は、一般的な 100Base-TX スイッチング HUB を忠実にエミュレートしており、仮想ネットワークに接続したコンピュータは物理的な LAN に接続しているのと同様に認識できます。
・SoftEther 仮想 HUB には、パケットを Layer-3 レベル以上で認識可能な高度なセキュリティ 機能が搭載されており、各ユーザーごとに設定したパケット フィルタリング ポリシーを設定することができます。これにより、危険なパケットが SoftEther 仮想ネットワーク内を流れるのを防止することができます。
・また、仮想 HUB を通過したすべてのパケットについて、完全なログをとることができます。

  「パケットを Layer-3 レベル以上で認識可能」で「各ユーザーごとに設定したパケット フィルタリング ポリシーを設定することができます」とあるから、きちんと管理すれば安全と言えるのではないか。経済産業省やIPAの危惧は、「きちんと管理すれば」のところが、往々にしてうまくできないという現実から来ているのだろう。
  具体的には、住基ネットが念頭にあるかもしれない。しかし、住基ネットの安全性は既に確認済みのはずだ。それは、開発者もここで主張している。
住民基本台帳ネットワークについては、片山総務大臣がすでに「絶対安全」であると宣言しており、住基ネットの安全性は 1 つの VPN ソフトウェアによって脅かさせるはずは「絶対」無いはずです。(公式発表では、物理的に接続されていないということですし。)

。。。皮肉たっぷりごはん大盛りw。住基ネットの安全性談義はしかし別の機会に譲るとして、ここでは、この問題の本質を考えてみる。

  トンネリングソフトというものが、どんな通信プロトコルに対しても作り得るのであれば、情報の安全性を保つためには、通信プロトコルの安全性に頼ることは、もはやできないのではないか。そう考えると、情報そのものを常に暗号化して扱う必要が出てくる。そういえば、マイクロソフトの次期オフィス製品は、EXCELなどのアプリケーション自身が、データを暗号化して扱うのではなかったか。
  この考えを推し進めていけば、すべてのデータが、入力デバイスにはいった瞬間から暗号化され、出力デバイスから出る瞬間に復号化され、通信経路の安全性は問わないシステムがイメージできる。さらに暗号復号の仕組みに、著作権管理の仕組みを組み込んでおけば、著作権保護の見地から通信の秘密保持へ干渉するという、好ましくない現状の改善にもつながることが期待できる。

  このイメージは、悪くないと思うのだが、さらに機会を見て深堀りしたい。

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2003.12.25

RIAAの訴訟戦略は違法

やや古い記事になるが、米連邦控訴裁で、レコード業者に不利な判決が出た。記事によると、

 ワシントンDCの連邦控訴裁判所は、これまで続いてきたRIAA(全米レコード協会)に有利な一連の判断を覆し、同団体が判事の同意を得ることなくISPに召喚状を送付し、各社のネットワークを利用してファイル交換を行う者の身元特定を求めることは、著作権法では許されていない、と述べた。

  考えてみれば、私的団体に過ぎないレコード業界団体が、通信の秘密を守るべき通信事業者に対して、顧客の個人情報や利用状況の詳細を開示するよう迫るというのは、おかしな話ではあった。この判決で、やっと、そのおかしさが司法の場で明確になったので、まずは妥当な結論だ。
  とはいえ、著作者の権利を損なう形でのコピーはやはり許されるものではない。その点ではレコード事業者のあせりも理解できる。利用者が望む程度の価格で、音楽を正規に簡単に入手できるビジネスモデルが確立されることを望む。

で、そのビジネスモデルって、レコード業界に大リストラを迫ることになっちゃうんだよね。たぶん。やっぱり。

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2003.12.23

Googleアドセンス サービス開始

以前の記事で、Googleアドセンスは、税金問題でまだ日本ではサービスしてない、と書いた。そして、当分はサービスしないだろうと思っていたら。。。始まってしまった。税金問題がどうなったかは未調査だが、取り急ぎアップしておく。

Google上のアドセンスのページ

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2003.12.22

格安CD逆輸入2

12月14日にUPした記事「格安CD逆輸入」の続き。関連リンクをまとめておく。
問題のおさらいをしておく。
台湾、中国などで販売されている安価な正規版のCDが、日本に逆輸入され、国内業界団体が法規制を文化庁に対して求めており、「輸入権」の設定が検討されている。それに対して、消費者団体が反対しており、文化庁が異例の意見募集をしている。
論点は、
▼国内CDは、世界でも例がない再販制度適用を受けて保護されているにもかかわらず、その上さらに輸入権による保護まで与えるのは行き過ぎではないか。
▼輸入権の設定は独占禁止法違反のおそれがあるのではないか。
▼輸入権の設定に際して、事業者間で洋盤の輸入に限って認めようとの協定があるとすれば、独占禁止法違反のおそれがあるのではないか。

関連記事

スラドのスレッド
生活協同組合の意見
スラド上の新しいコメント
CNET上の池田信夫(経済産業研究所)氏の記事
公取の意見

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第4回)議事要旨

わかりやすい解説とリンク。けんたろさんのサイト


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2003.12.21

個人情報保護法施行前夜

今年の春可決された個人情報保護法が、来年4月から施行される。それ関係で、わかりやすい本を見つけたのでメモ。

「新法解説 個人情報保護法入門」 岡村久道 商事法務

▼OECDプライバシーガイドラインとの関係
▼セクトラル方式の法体系
公共と民間部門とに分けられた法体系。←→オムニバス方式
▼法の目的
「個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護すること」
個人の権利利益の保護。→範囲の広い定義。
個人情報の有用性との間で調整が行われるべきこと。
▼保護の対象
○個人情報:生存者の個人識別(可能)情報
○個人データ:個人情報データベース等を構成する個人情報
○保有個人データ:個人データのうち、取扱事業者がRW権限などを持つもの
○機微な個人情報
○プライバシーの権利の保護対象となる個人情報
▼基本理念
○利用目的にによる制限
○適正な取得
○正確性の確保
○安全性の確保
○透明性の確保
▼取扱事業者の義務
○適用除外:報道機関、著述業、研究機関、宗教・政治団体

などなど。
企業の具体的な対応方法も多数記述されていて、実際的。それにしても、委託先からの情報漏えいは、今後もなかなか無くならないだろうな。漏洩1件あたり、損害賠償金額が15,000円*として、たった1万件の漏洩で1億5千万円の賠償だ。どうしろ、と。。。
でも集団訴訟専門の弁護士には、おいしい話になるんだろうか(笑)。

* 宇治市住民基本台帳データ漏洩事件の判決より

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2003.12.20

あいまいの効用

  ほぼ毎日読んでいるほぼ日のサイトに、毎週月曜日更新の、ダーリンコラムがある。
サイトオーナーの糸井重里氏が書いているコラムだ。12月15日のコラムは、私がアップした「企画屋の反省」に、少々繋がるところがあると思うので、メモしておく。

いまの時代、
さまざまな決定の場面では、決定を判断するための根拠が必要とされるし、決定までの手続きにまちがいがないことが求められる。
・・・中略・・・
世の中では、大事なことを決めるときに、「わからないこと」のないようにしたがる、ということだ。

あちこちの会議で、みんなが「わかること」を持ちよっていろんなことを決めるから、似たようなものばかりが世間に出回ることになる。


と、集団の意思決定が必然的に陥る傾向について書いた後、
「わかること」というのは、あらゆる結果には原因がある、という考えにつきる。ヒット商品が生まれたら、その理由を考えて、同じようなヒットを生み出せないものかと話し合う。
・・・中略・・・
なんだか、世の中、「機械のしくみを説明する」ように、なんでも「わかること」として説明できると思ってるようなのだ。

と、その必然が何に由来しているかについて触れている。それを氏は、
「ニュートン力学的な社会観」とでも言おうか、

とまとめている。
その上で、
しかし、「わからないこと」のほうが、ほんとうは多いんだよなぁ。わかっているつもりだったけれど、ほんとはわからないことであるとか、わからないことさえもわかっていなかったわからないこと、とか、そんなことのほうが、「社会の模型機械」なんかより、ずっと大きいものなのだ。
・・・中略・・・
ほんとうはそのほうが、有効なんじゃないかなぁ。

あいまいなことの方が圧倒的に多く、かつ、あいまいさが有効であると主張している。その上で、さらに話しを再度ひっくり返して、
ただ、ねぇ、他の企業を相手にした企画書に、「だいたいこんな感じです」なんてこと書いてあったら、
仕事の関係は成立しないんだろうなぁ。

現実の仕事における実情を書き、
「ほぼ日」が自前の方法だとか、イニシアティブを自分たちで持つことにこだわるのも、そんな理由があるからなんだよねぇ。

それに左右されずに、あいまいさを許容する方法で企画をリードし続けたいと結んでいる。

  イニシャチブを自分たちで持つ、とさらりと言えるところが、企画者としての経験と自信の表れか。見習いたいものだ。

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企画屋の反省2

  さて、前の記事に引き続いて、本題の反省にはいる。
  Niftyでは、接続には頼れないことを、某社よりも強く実感しているようだ。Weblogは、会員数と利用単価増の有力なコンテンツとして、すぐに理解が得られたのだろう。まず、社内の理解度に、某社とは大きな違いがあった。
  次に、自社のサービスの位置づけについての理解が、両社では違っていた。Niftyでは、利用者に提供するサービスはおそらく「ネット体験」であるのに対して、某社では「ネット接続」に過ぎなかった。そのため、Weblogのようなコンテンツ(環境)を提供することの意味を小さく捉えていたのではないか。
  第三に、付加価値の源泉に対する認識の違いがあった。Niftyでは「どんなサービスを提供できるか」を主軸において、社内外の体制を組み上げ、迅速に準備を進めた。その、組織力と行動力が価値を生み出すことになった。このあたりは古河社長のblogでかいつまんで触れられている。それに対して某社では、自社の技術者の範囲でしか組織や事業を構想できない。不足している技術やアイデアは、外部から買ってくるという発想が弱い。純血主義が有効な時代もあったかもしれないが、いまはそうした時代ではないと思う。むしろ、適度に社外から技術導入し、社内技術者にプレッシャーを感じてもらう方が、会社は健全に発展できるはずだ。

  こうした点を、いま振り返ってみて、企画屋として自分はもっと有効に行動することができなかっただろうか、と反省している。社内のコミュニケーションの悪さ、社外との風通しの悪さ、高収益からくる慢心、そうした諸々を打ち破れなかった。経営の問題だと言われれば、そのとおりかもしれない。しかし、経営が悪いから企画ができませんでした、と安易に言うことはできない。経営は現場を知らないのが常だから、企画者は、世の中の変化の兆候を捉えたら、それをわかりやすく伝えなければならないはずだった。それが、自分としての大きな反省点だ。

  最後にひとつ、企画の効果についてメモしておこう。仮にWeblogの企画が、思ったほど成功せず、それ自身では採算にあわなかったとしても、企画によって、既存会員が活気づき、新規入会が増えるのであれば、それは大きな間接効果だといえる。現に私も、TypePadからココログに乗り換えるために、はじめてNiftyのIDをとった。たとえWeblogが下火になっても、取得したNiftyIDを通して、業者と利用者の間の壁は確実に低くなった。それが、別の新たなサービスの利用につながりやすくなったのだ。そうした効果が、企画にはあるのだと思う。頑なにその効果を否定したり、単独での採算だけを考えていても、未来は開けない。

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企画屋の反省

  おくればせながら、ココログサービス開始おめでとうございます。この機会に、ある企画者の無念と反省を、記録しておきたいと思う。

  Weblogサービスの企画は、弊某ISPにもあった。企画者はなにを隠そうこの私。時期も、ココログの企画が持ち上がったとされる今年の6月。企画内容も、MovableTypeまたはTypePadの導入、とほぼ同じ。
  そして今年もあと10日を残すのみとなったいま、結果はどうか。ココログは立派にサービス開始。一方某ISPでは、初期段階で否定。企画担当者は。。まあそれは書くのはやめておこう。もう辞めた会社のことだ。しかし、なぜこうした違いが生まれるのか、反省を込めて記録しておくのは有益だと思う。

  反省に先立って、まずは某社の状況を概観しておきたい。某社は老舗ISPとして、ダイアルアップ時代から継続して、接続サービスを磨き上げる点に集中することで、堅実な売り上げと利益を上げてきている。しかし、ネット普及速度の鈍化に伴って、利用者数は微減、利用単価は、接続サービスだけなので上がりようがない。こうした状況は所謂「じり貧」だと思うのだが、経営陣にその意識は薄い。「お客様満足の高い接続サービスを提供していれば必ずビジネスはうまくいく」の言葉をある意味で誤解し、新しいサービスにチャレンジしようとはしない。その一方で、電話サポートとバックオフィスに力をいれる。
  だが、5年前ならともかく、通信キャリアが大きなシェアを占めるようになったネット接続事業で、某社が自ら頼むところの「スムーズな接続」「安価な料金」「親切なサポート」「基本機能の充実」「課金システム」などは、既にどの企業でも標準になってきている。いや、大手通信キャリアでは、某社の上をいく水準でサービスを行っていると言ってもよい。現に私は某社を含めた複数の事業者のアカウントを利用しているが、どちらかといえばキャリア企業のサービスの方が質が高い。特にメールやWebなどの基本サービスについて、それが言える。
  確かに、某雑誌でのお客様満足度調査では、某社は満足すべき位置にいるが、そもそも、差別化がほとんどできない事業領域で、お客様満足にさほどの差は生まれない。満足度調査の結果は、そのISP利用者が投票しやすい人達であるかどうかに左右される要素が大きいのではないか。その結果を過信することは禁物だ。
  おそらく某社は、接続とコンテンツは別企業がそれぞれに行うべきものと捉えているのだろう。しかし、資金力のある通信キャリア系は、コンテンツの囲い込みを図り、接続事業者からメディア事業者への脱皮を図っているはずだ。TV番組の放送がネット経由で行われるようになったとき、中小の接続事業者に番組配給がなされる保障はない。そうなった後に、接続のみサービスする企業に残されたパイはとても小さいのではないか。それだけでなく、今後、携帯などの無線でのネット利用が増えていき、無線通信キャリアが回線の卸売りをしないことを考えると、汎用パソコン+有線のインフラの上に成立していた旧型のISPは、かなり困難な状況に追い込まれる可能性が高い。私が某社を「じり貧」だと考えるのは、そうした状況の中でなお、有線上の接続サービスだけに注力する姿勢を危うく思っているからだ。

  前置きが長くなってしまったので、本題は次の記事に分割することにする。

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Googleアドセンスの税金

国境なき徴税吏問題(笑)その1
  BLOGGERに人気のひらがなぶろぐのライター「ななちゃん」のご尊父がやっておられるModern Syntaxからいただいたネタ。。。この紹介だと、ななちゃんの方が有名でえらいみたい(笑)。
  記事本体に固定リンクを張りたいのだがURLがわからない。。トラックバックするほどの新規性が、こちらの記事に無いので、先方のblogトップページへのリンクで代用。

  GoogleアドセンスのFAQによれば
米国税法によれば、
▼1 Googleは、アドセンス利用者の税務関連情報を収集する義務があり
▼2 利用者はGoogleに税務関連情報を提出する義務があり
さらに、利用者が米国内で活動しているときは、
▼3 米国のTAX-ID、具体的には米国納税者番号 (TIN) や社会保障番号 (SSN)を取得する必要がある
とのこと
3.は大半のドメスティックな利用者には関係ないのだが、1,2は避けられない。米国で法律がどれくらい厳密に運用されているのかわからないが、税金関係だから、交通違反よりは扱いが重いような気がする。

  日本でのサービスはまだ始まっていないそうだが、解決策を探しているのだろうか。ネットは国境を越えるはずだが、現実にはこうした国ごとの制度の違いに直面するケースが、これからますます増えるだろう。法律屋さんには、そうした障壁を取り除く仕事が求められている。。のかも。

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2003.12.19

トラックバックの練習

トラックバックを練習してみる。といっても、News-Handlerで練習済みではあるが一応。。
改めて気が付いたのだが、TypePadのときは、トラックバック不可にしていたのね>自分。(T-T)

というわけで、トラックバックを送れる直前の記事につけてみる。

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旧記事の移行

  TypePadの記事をこちらに移した。簡単にExport Import できてうれしい。マイリストも簡単に移動できるといいのだけど、方法がすぐに見つからなかったので、手動で移動。

  デザインを少し変えてみた。ココログの標準テンプレートは、デザイン的に「(好みじゃない)」のが多い。とりあえず、寒色系だが比較的おとなしいデザインの「清流」を選んでおいた。TypePadで使っていた Parchment は、この「清流」の暖色系ともいうべきもので、本当はこれにしたい。


以下、TypePadとの違いで気付いた点など。

▼個別マイリストの中の各リンクの表示順が、日付(昇降)順しかない。TypePadのように50音順も欲しい。。でも考えてみると、よく読むページは時間とともに変わるから、それをまめに登録しなおせば一番上に来るので、これだけでいいか。。
▼スタイルの選択肢が少ない。好みの問題かもしれないが、TypePadの方がずっと洗練されたものが用意されている。
▼Powerd by cocolog は、テキストのみバージョンもほしい。あるいは、落着いたデザインのバナーがほしい。せめてモノクロバージョンとか。
▼Statsサービスが削られているが、欲しい。(ページへのアクセス記録などを見られるサービス)
▼Help Ticked systemがない。これはniftyの会員サポートに統合されて、まあいいのか。質問メールを送ってみたが、どれくらいで返事がかえってくるかによる。

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テスト記事

News-Handler と TypePad を使っていたのだけど、ココログがTypePadベースだと聞いて、登録してみた。TypePadはBasicサービスで$5なので、こちらのサービス内容がそれと同等なら250円は割安かもしれない。
TypePadでは、Basicの上にadvanced serviceがあって、一番上($10)のサービスでは、HTMLコードも触れるらしいので、ココログでも、そうしたサービスが導入されるよく希望します。料金は500円くらいだと嬉しい。(^-^;

それにしても、システムはまんまTypePad。
向こうで練習してたので楽といえば楽だ。色使いが女の子風(あ!差別発言(^o^;)というか暖色系なので、少し華やいだ感じ。カテゴリ選択肢は充実している。さすがフォーラムのnifty。

さて、テスト記事はこのくらいにして、デザインを少し変更しよう。。。

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2003.12.15

COOKIEを意識した日

  SYMANTECのウイルスソフトが期限切れ間近なので、SOURCENEXTの「ウイルスセキュリティ」を入れてみた。1ユーザの価格比較で、前者が8000円、後者が2000円。どこか違いがあるのかもしれないが、とりあえず基本機能が揃っていればいいので、ものはためしで換えてみた。
  このソフト、COOKIEの生成や参照を監視していて、警告メッセージを出す。最初のうちは煩わしいが、同じURLに対する動作は、以後は自動対応してくれるので、煩わしさも初めのうちだけだ。

  警告機能を使ってみてはじめて実感したのだが、COOKIEは、商用やメディアのサイトではほぼ間違いなく使っているようだ。ひとつのページで複数のCOOKIEを使うものもある。例えば www.nikkei.co.jp では、6回も警告メッセージが出た。日経のコンテンツだけでなく、広告バナーもCOOKIEを使うので、こんなに多くなるのかもしれない。

  アメリカのように権利意識の高い国であれば、これは告訴されるだろうか。ここ日本ではまだそうでもないのだろう。
  しかし、来年5月から、個人情報保護法が施行される。断り無くCOOKIEを送り込んで人の行動を監視することは、許されるのだろうか。そもそも、マーケティング屋さんたちは、あの法律にどう対処する予定なのだろう。新しいバランスポイントを見つける時期にきているのだろうか。

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フセイン拘束

拘束は「イラクでの暴力の終り意味せず」 米大統領会見

  これで、状況が多少なりとも平和に向かうことを祈る。
  同時に報道されている、イラク国民の「サダムが捕まってよかった」という声は、真実なのだろう。その声がシーア派やクルドの人たちだけのものではく、イラク国民大多数の声であることを祈る。

  BS1で、世界各地の報道の様子が流れている。F2フランスの報道では、イラク全土で歓呼の声が沸きあがっているということでもないようだ。サダムが捕まってよかったが、一方で、軍医の検査を受ける映像を見て、イラク人が、米軍の手で世界中にさらし者にされているという感覚もあるようだ。
  一方、海外在住のイラク人は、例外なく喜んでいるようだ。親族を殺された人も多いと聞けば、うなずける話しだ。


以下は、よもやま。

  TVで、世界各地で街頭インタビューが流れていたけど、日本人は自己表現が下手というのは相変わらずか。短い言葉で最も重要なメッセージを明確に言う、ということが、こんなに難しいとは。
  日本のNPOの女性の人の談話は特に、何を言いたいのかさっぱり伝わってこなかった。それに比べて、海外の街頭の声は、竹を割ったようにはっきりしていたなあ。余計なことは言わずに、まずYesかNoかを考える習慣があるのだろうな。
  かく言う私も、パーソナルステートメントで四苦八苦しているので、人の批判などとてもできない。(苦笑)

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2003.12.14

格安CD逆輸入

格安CD逆輸入、規制めぐり激論 業界と消費者団体対立
スラッシュドットJPの記事はここ

  記事によれば、中国で販売されているJポップなどの正規版CDの輸入について、規制を求める業界団体と反対する消費者団体が対立、文化庁が国民にこの件の意見募集を始めたという。
  この規制がもし実施されると、国内事業者保護の点で関税と同じことになる。そうだとすれば、グローバル化に逆行した、時流に逆らう施策なのではないか。

  記事によれば、
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文化審議会著作権分科会は、04年通常国会で法改正する方向で議論を重ねてきた。

 委員の一人で「ロンリー・チャップリン」などのヒット曲で知られる作詞家の岡田冨美子さん(日本音楽著作権協会理事)は「日本の知的財産保護の根幹にかかわる問題で、安ければいいという論点はおかしい」と法規制の必要性を訴えた。
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というが、私は、著作者の権利とレコード業者の著作隣接権とを分けて考えたい。

  ひとつのアイデアだが、著作者への報酬は1曲売れるごとに定額で入るようにして、レコード業者のような製造販売事業者の価格設定は、通常の資本主義の競争の土俵に立つようにする、という方法があり得るのではないか。
こうすれば、グローバル化がすすむ社会の中で、著作者に対してはその利益を守りつつ、単なる製造販売業者であるレコード事業者に対しては、製造業と同じように、国際的な競争の中で、消費者の利益になる行動をとるように促すことができるのではないか。そうすれば、レコード業界などの体質改善を促し、長期的には、彼ら自身の利益にもなるのではないのか。

  もしこのまま、高コスト高価格体質に安住し続ければ、日本のレコード業界の存続は難しくなっていくのではないか。それを避けるためにも、レコード業界にはぜひ、国際競争の中で打ち勝てる強い体質に変身してもらいたい。


「著作権保護−消費者利益保護」軸のほかに、「内外価格差維持による国内業者保護−自由貿易推進による消費者利益保護」軸についても考えなければならないということか。

※※
この論理でいくと、デバイス内蔵のリージョンコードにも同じ問題がある。そうすると、この論理は、リージョンコード支持のハリウッドに対しても向けられなければならなくなるのかな。。しんどいなあ。。

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ビジネスのタネ

日経新聞の記事(2003.12.14)「エコノ探偵団」からのネタ。

  大企業からのスピンオフが、日本のベンチャービジネス環境には最適らしいという理由で増えている、という話。
  大企業が事業化するには、規模が小さすぎるなどの理由で、適していないような技術やアイデアを、大企業の資金と信用をバックに事業化するというもの。元の企業と喧嘩別れするスピンアウトと異なり、スピンオフは、親企業と付かず離れずで、資金、人材、営業力、時には需要!などを活用する。親企業にとっては、IPOによる利益が期待できる。

  さて、こうしたスピンオフ企業の法的バックアップという市場を見込めないだろうか。親企業の顧問弁護士と競合する可能性はあるが、彼らがもし、親企業の面倒で精一杯であれば、仕事を分け合うことはできるはずだ。 ベンチャーとしても、弁護士まで親べったりでは、付かず離れずのバランスがくずれてしまうだろう。(←この辺りが、市場拡大のキモのひとつかもしれない。法曹市場拡大については、もっとよく考察する必要がある。)

  とりあえず、都合のいい想像を働かせて、仕事のタネの手掛かりにしてみる。新しいカテゴリ"business"を設定して、ネタになりそうなアイデアを蓄積していこう。

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顔写真を追加

Profileのところに、Picture欄があったので、何を載せるか悩んでみた。
とりあえずいまは、著作権の問題がなさそうな点を重視して、にがおえぱれっとで作成した自分の顔を加工して載せることにした。
本当は、はまぐり刑事にしたいのだが、他人の著作物だしなあ。

こういうとき、著作者の権利保護と文化の発展との狭間で悩むんだ。

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2003.12.13

BlogPeople.netにPing

日本のpingサイト"BlogPeople.net"にPingを送る設定をしてみた。
Type Pad の support ticket に Ping を送る方法を聞いてみた翌日に、BlogPeopleを見たら、ココログ用とTypePad用の設定方法が新しく追加されていた。同じような要望が多いのだろう。

ところで、TypePad用とココログ用の解説を比較してみると、全く同じ。つまり、ココログはMovableTypeではなくてTypePadの移植だということだ。こうなるとますます、両者の利用料金の差が気になる。
TypePadを使っていると、いやでも英語に触れるので、その点はいいのだが。

ココログに移ろうかなあ。。。

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2003.12.12

ココログ非会員に開放

ニフティ、blogサービス「ココログ」を月250円で非会員にも提供

TypePadはなかなかお洒落で気に入っているが、月500円。一方、ココログはTypePadの元になっている、MovableTypeで月250円。昨日、TypePadのHelp Ticketで聞いてみたら、TypepadにはPingもTrackbackもないらしい。(当然あるものだと思っていたが。。)ココログにこの2機能があるかどうかは未確認だが、無くても、利用者からの圧力で早晩付加されるだろう。
はい、もちろんそんなことはありません。お詫びして訂正します。

ならば、ココログの方がよさそうだ。

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2003.12.11

ネット・ユートピア幻想の反動

  世界情報社会サミットで、インターネットの管理を米国からITUに移管しようという議論が巻き起こっているらしい。そのニュースをTVで見て、さっそくオンラインニュースを漁ってみたが見当たらない。一時、TVよりも速いと言われたオンラインニュースだが、最近は速報性より内容の充実に重点を移しているのだろうか。
  そんなことも含めて、近頃、ネットがやや変質し始める気配を感じている。ネットが実社会に定着し始めているとも言えるし、裏を返せば、ネットが期待させたユートピア幻想は終わりに近づいている、とも言えるかもしれない。

  米国以外の国がネットの主導権について発言を始めたのは、それだけネットの影響が大きくなってきたことの表れだろう。影響の中身は、自国の風俗慣習とネットのセンスとの乖離ではないか。
  中国などはあからさまに、ネットは国家の管理下にあるべきだと主張し、実行している。ポルノやスパムメールなどの氾濫を見れば、その主張も理解できる。私も(隠さずに言うけど)ネットで初めて本物のポルノ映像を見てショックを受けた。いまの中国にとって、ネット上のコンテンツの中には受け入れ難いものもあるに違いない。

  それは理解する一方で、ネットを流れる情報が、多くの国の民主化に役立ったことも事実なのではないか。市民が、専制的あるいは中央集権的な体制に疑問を抱くようになるきっかけと、行動を促し援ける情報を、ネットは人々にもたらしたはずだ。(具体例を調べて、このパラグラフに挿入せねば(汗))

  情報の公開と透明なル−ル、個人の自由と人権の尊重を原則とする社会を目指すのであれば、ネットというインフラを検閲の危険から守ることは極めて重要だ。中国の主張が、もしこの原則自体を敵視する考えに基づくのであれば、それは退けられるべきだろう。ネットを国家管理下に置けば、「1984」で描かれた、強度の管理社会を招く危険はかなり高くなる。

  日本では、著作権の保護強化に便乗して、こうした管理体制の強化が画策されるおそれがある。中国を単に批判するだけでなく、自国にもそうした危険の芽がないかどうか、注意しなければならない。

それはそうと、硬い文章だね(笑。
もう少し柔らかい書き方はないものか。

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ハンセン病元患者の宿泊拒否

熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」がハンセン病元患者の宿泊を拒否した問題
(この新聞社のリンクはすぐに切れてしまうのだが。。)

  銭湯に行くと、「他のお客様のご迷惑になるような方は、入場をお断りすることがあります」の貼り紙を見かける。私のような気の弱い一般人は、この貼り紙で多少の安心を感じることができる。ところで、ご迷惑になるお客様とはどんな人で、銭湯の経営者や客である私はどうすべきなのだろうか。

▼実弾入りの拳銃を振り回している人。。。それはご迷惑をはるかに超えて、犯罪者である(少なくとも日本では)。ので、断固入場拒否して欲しい。銭湯の主が撃たれるかもしれないが、客である私はその隙に逃げる。と思う。あ!パンツと財布は忘れずに。
▼強い感染力のある感染症にかかっている人。。。感染するかもしれないので入場拒否してほしい。
▼弱い感染力のある感染症にかかっている人。。。やっぱり感染するかもしれないので入場拒否してほしい。
▼弱い感染力のある感染症にかかっていた人。。。いまは直ったのだから、拒否する理由は論理的にはないが。。客である私は自由意志で別の銭湯に鞍替えするかもしれない

そう。問題はここにある。

  銭湯の主が、人権意識の高い人で、元伝染病患者をあたたかく迎えたとしても、他の客がどう受け止め行動するかは、他の客の自由意志なのだ。もし、銭湯から元患者を締め出せば、それは人権侵害かもしれない。しかし、自分から、その銭湯に行くことをやめたら? そこまで咎めることはできないのではないか。そして、そう思う人がまだ多く居て、結果として銭湯の利用者減少、閉鎖に到ったら?

  「人権侵害だから侵害する悪い奴を懲らしめる」程度の意識では、到底、問題の真の解決には至らない。その意味で、ホテルの側の主張にも半面の真実があると思うのだ。

以下ホテル側の主張

----
私共は、今回の一件におきまして、恵楓園入所の方々の人権問題と宿泊拒否問題に関しては別々の問題と考えております。

 人権問題に関しましては、一切の人権を侵害したり無視したりという意思は全くございません。

 宿泊拒否問題に関しましては、ホテル業として当然の判断であったと考えています。
その理由は、私たちが恵楓園入所の方々であると知ったのは直前であり、 ホテルの認識不足もあって、他のお客様との調整を取る時間がなかったのです。
予約から2ヶ月近くの間、ひた隠しにしていた県側に責任があると考えます。
もちろん恵楓園入所の方々にご迷惑をおかけしたという事実はございますが、 ご迷惑をおかけせざるを得なかったわけです。
予約の段階で、県側から恵楓園入所の方々であると知らされていたなら、他のお客様とのコミュニケーションをとり、お互いが納得してご利用していただける環境を作ることができたのです。
今回のように直前になって知ったことで、時間的余裕もなく、また認識不足もあり、ホテル側も受け入れる事が出来なかったのが事実です。
----


ハンセン病の解説はここ

  幸いなことに、いまではハンセン病は2年間の治療で治るそうだ。今回の人権侵害は、この病気が不治の病だった頃の残渣であり、過渡期の現象といえる。ひと世代も経てば問題にもされなくなるのだろう。しかし、人権侵害とは何であり、どう対処すればよいのか、という問題提起は、また別のケースで繰り返し現れることだろう。

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考え方はプラスに

asahi.comのコラムから。

このコラムはいい話が多いのだが、今週はまたいい考え方を見つけた。
京セラの稲盛さんの第3話。

 「人生の結果」=「考え方」×「熱意」×「能力」。

熱意と能力はよく聞くが、考え方というのを、同じ式に変数として入れるところに注目した。
そして三つ目の要素である「考え方」は、どういう心構えで生き、仕事をするかという事を表しているのですが、これはマイナス100点からプラス100点までの幅がある。嫉妬(しっと)や恨み、憎しみといったマイナスの感情にとらわれている人間は、そこに「能力」と「熱意」が掛け合わされてとんでもない負の方向に大きなエネルギーを向けてしまう。

おっしゃるとおりです。

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デザイン変更

2列に変更してみた。
色も自分でいじりたいのだけど、方法が分からない。
Designのタグの下はひととおり見てみたのだが、
それらしいツールが見当たらない。

もうひとつのNews-HandlerというASPでは、
HTMLコードのレベルでかなり自由にできたのだが。。

Free Trial期間中はだめとか、Basic料金ではだめとか、
あるのだろうか。

あるいは、何か裏技があるのかな。

時間が経ってから上書きする実験。postした時間が変わるかどうか。。
→変わらず。OK。

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2003.12.10

始めてみる

いまは他所の無料ASPを使っているが、気になっていたTYPEPADに申し込んでみた。
また、いろいろ覚えなければいけないのがちょっと面倒。
デザインは小奇麗でいい。
これも自分で変更していくことになるかな。

まずは、始めてみる。

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