2009.07.09

雑記090709


まるごと死んでゆく

個別の体験にもとづく話しは、理想とか理念よりも強い印象を与える。


ふとした折に親が口にして、妙に記憶に残っていることがある。「天から借りた体だから、なるべく傷つけずに、大切に使って、最後は天に返すのだよ」

臓器移植を「拒否」するとかしないとか、そうした表現は言葉の陥穽であって、その言い回しの下では、臓器を提供することが絶対善であるかのような錯覚に嵌められてしまう。けれども、そこには人と人の間の損得の交渉だけしか存在しない。臓器がもらえれば、もう少し生きられる人を前にしたときは、言い辛いことではあるけれど。

天と人の関わりを忘れて、人どうしの間だけの都合で臓器をやりとりしてよいのかどうか、戸惑うところがある。自分が提供を暗に期待される立場に立ったときだけでなく、提供を受ける立場に立ったときも、その点は変わらない。


small GM

財務的なコストカットや値下げでは、より売れるクルマを、事業構造としてより安く作れる、という他国メーカーの根源的な競争優位をひっくり返すことは出来ないのである。
レガシーコストの重荷がはずれたところで、すっきりした頭でまた考えてみよう。

この話は、身につまされるところがあるけれど。。。


Google 独自のOS Google Chrome OS を発表

Linuxのディストリビューションが増えただけ、という意見から、使うのはカーネルだけで、Mac同様に独自の環境を作るという意見までいろいろ。

ネットブックで毎日ネットを見て、仕事ではWinでofficeを使い倒している者から見ると、ネットブックをターゲットにした軽くて速いブラウザOSは「あり」。ネットブック上でoffice系のものを動かす必要を感じたことは、これまでほとんどない。(そんなときは机に戻る)


ウイグル騒乱―弾圧しても安定はない

話はずれるようだがイランの暴動はどうも報道されない部分に巧妙な仕掛けがあったようだ。西側の仕掛けではなく、体制側のIT制御だ。TwitterやYouTubeのような子供だましで見えなくなるが、巧妙に体制側もITを駆使していたようだ。中国も同じだ。ITは途上国においても自由のツールではなくなりつつある。
悲しい。

といっても、普通にリテラシが上がればよさそうな気もする。日本にだって、一時、ネット完結のアンケートとか熱いコメントなどを無邪気に信じて自爆した政治家さんとかがいた。

テレビに視聴率のサンプルが 600世帯に対し、 Twitter のタイムラインがもたらす重要性

タイムラインで何が流行ってるか、みんなが興味があるか、何を見ているか?というのがますます重要なのかなと思いました。
この「みんな」というところが、日頃から耳を傾けていて後ろの人物像が凡そわかっている「みんな」であれば、信頼していいのだろう。

そういう「みんな」の数は、たぶん100のオーダーの下のほう。1000もの数になると難しそう。twitterには、手軽さと引き換えに、そういう落とし穴がある。
さらに、信頼できると思っている相手であっても、危ないときがある。「千の丘ラジオ」を思い出してみたり。


考え出すと、いつの間にか人間不信(笑)。


チベットだけじゃない中国の誤算

中国政府の投資による発展がウイグル人の新たな権利意識を生んだ
この小見出しが全てを語っているような。


“大機小機”から

ブログジャーナリズムの芽生え。


やばい、超便利!な賃貸物件一括検索サービスが本格提供開始

不動産屋は、「釣り」物件の情報を流して、店に来させてから、あれはもう契約されたと言って、別の、売りたい物件を紹介するということを普通にやっていたと思ったけど、今度のは情報をきちんと洗っているのかな。

そういえば、今住んでるところも、そろそろ長いなあ・・・


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2009.07.08

雑記090708

ちと足の裏を切ってしまって、きらしていた絆創膏を買おうと、遠くの薬局は面倒なので近くの化粧品雑貨屋へ逝ってみたのよ。そしたら・・・P1000004
プリキュアとシンケンジャーのどちらか選べとおっしゃいますか!

金の斧も銀の斧もいらないから、普通の鉄の斧をください。(泣)


暴走するネット規制 、あるいは「ネットで婚活」終了のお知らせ

なわち、会ってすぐラブホに行くようなことではなく、趣味の合う異性と知り合いになりたいという、ある意味男女交際が始まる一番基本的なきっかけを求めるようなものすら、出会い系サイト規制法の対象となるわけだ。
そのうち息切れするだろうから、ほっとけばよい。


魂を継ぐ者たち

時間がないのであとで読む。


コンサルタントは「使える」か?

 コンサルタントは最終的な回答をすぐに教えてはいけない。理想は、顧客が徐々に成長し、やがてコンサルタントに依存するようになる状況だ。問題をすっきり解決し過ぎると、仕事を失う。
-・-・-
 また、自らを権威づけして、相手にとって不可欠なものにすることを試みる場合もある。
それは言わないお約束(笑)。
 大手企業が、数千億円、場合によっては1兆円を超える年金資産を自らがリスクを取って運用しながら、年金基金の運用を担当する人材への要求レベルを上げないのは不思議なことだ。おカネのかけ方を間違えているのではないか。
なるほど、落ちはそういうことでしたか。


トヨタがテスラを脅威に感じる日はそう遠い将来ではない

これからの競争力変化にはそれほど長い時間はかからない。電気自動車はガソリンエンジン車と比べて、部品点数がはるかに少ないし、メーカーの秘密技術も少ないからだ。これから10年間で何が起こるかわからない。
パソコンもそうだった。


ウイグル族抗議映像はOKでもウーアルカイシはNG、ビミョーなセンサーシップ。

今回の事件報道は比較的オープンに行われているそうな。また、北京では何事もないかのように少数民族・漢族間のコミュニケーションがある様子。なのだけど・・・

現地からのレポートが終わると、「台湾在住・ウイグル人活動家・ウーアルカイシ」とテロップつきで、89年の天安門事件の学生側指導者の一人とされるウーアルカイシの貫禄ある姿が一瞬映されたかと思ったら、突然テレビはブラックアウトしてしまいました!!
新しく起きた事件については、新しい方針で対応して、特に目立つことはないけれど、これまで一定の(旧い)方針で対応してきたものを突然改めると、いろいろ憶測が飛ぶ、というのが嫌われているのではないか。


マニフェスト発表を前に「財源の呪縛」を卒業しよう

新しいことをやろうとすると財源を問われるのに、いま、とてつもない費用を費しているものは何の疑問も持たれず惰性で続く、というありがちな陥穽のお話。

たとえば、国と地方の公務員の人件費を一、二割カットして、年間数兆円の財源を浮かせて、これを医療費の公的支出なり、生活保護なりの拡充に充てるという政策オプションがあるとすれば、多くの選挙民はこれを支持するのではないだろうか。
強く支持します。
この政策を評価するには、政府(自治体を含む)の支出として「公務員の人件費(の一部)」と「社会保障支出(の増額)」のどちらが重要であるかを比較しなければならないわけだが、社会保障費の増額に対しては「財源は?」と問い、公務員の給与を維持する事に対して財源を問わないのは、両者の比較の仕方としてフェアでない。既存の支出は問わず、新しい支出を問題にするのは、一種の「既得権バイアス」だ。
小沢氏が「(特殊法人や独法含めて)全部いったん平場に出してみれば」と言っていたのは、別の言い方をすれば、予算の骨格の全面的な見直しであって、いま特に必要なもの。

そのポリシーに沿って、上の稿では、目的税の問題点などの指摘がある。そして、より正しい手順として、支出項目の優先順位付けが挙げられている。

選挙前で騒がしいこのタイミングに、時宜を得た記事。

一応、公平を期してこの記事も追加。
99%の公務員は貧乏 - 「高給批判」は筋違い、リッチなのは、ほんの一握りのキャリア官僚だけ

アンケート調査では約8割の人間が年収700万円を下回っている。
おいら不勉強でよく知らないのだけど、民間の平均給与はどの程度なのだっけ。


ケータイで群衆化するアラブの若者

The Net の本領発揮。
結果が穏やかなものになるか、暴力的なものになるかは、ネットとは無関係に、利用者の成熟度による。

2チャン経由で集まって、やることといえば”JoJo立ち!”だったりするわしらの成熟度はどうなのかは知らない(笑)。


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2009.07.05

「それでも恋するバルセロナ」

休暇でニューヨークからやってきた、硬い感じと奔放な感じの女二人のアバンチュールが筋の基本だが、相手の男はたった一人という微妙さ。おまけに途中乱入の三人目が、男の元妻。滅茶苦茶どろどろ最後は破滅を予想するのが、普通の日本人の感覚だけれど、そういうわけでもなく、高揚感や平穏を経験した後、なんとなく夏は終り日常に戻る。これがあちらの一般的な恋のお話なのかどうか、だれか説明して欲しい。以下ネタバレ。

この映画の中には、様々な恋の形がある。お堅い女ヴィッキーの一夜のよろめき。自分探し中で無計画な女クリスティーナの直観的な恋。激情家で性格破綻気味のマリア・エレーナの、副作用の多い恋。いや、夫婦愛。三人三様だが、それぞれの特徴をくっきりと際立たせて描いている。落ち着いた芸術家の男ファンも、癖のない言動でどのケースにも慌てず騒がず対処している。このあたりはわかりやすい。

ところが、この映画はこれだけで終わらない。途中からはじまる、クリスティーナ、マリア、ファン、三人の共同生活は、どう受け止めたらいいのだろう。確かに、こうして描かれてみると、この調和にはすんなり納得できるものがある。
特に、マリア・エレーナの激情が、クリスティーナの存在によって生産的な方向へ向けられたところは、まるで妹思いの姉の姿を見るようだ。ファンは、マリアとの結婚生活について、なにかちょっとしたものが一つだけ欠けてうまくいかなかったと言ったが、おそらく、マリアに必要なのは妹のような保護対象だったのだろう。才能も未だ開花せず自分探し中のクリスティーナは、この役にぴったりはまった。

とはいえ、そのクリスティーナとファンとの男女関係については、やはり疑問はある。マリア・エレーナがそれを受け入れたのは、自分にとってクリスティーナという存在の必要性が、嫉妬を上回ったということだろうか。マリアの独占欲は案外小さいということもあるかもしれない。

ともあれ、こうしたことは、分析的に見るものでもないだろう。関係は微妙なものだし、理屈を考えれば後付けになりがちだ。ただ、この映画から受ける感触の意外なリアリティを楽しむに留めておくのがよさそうだ。

三人の女優さん、クリスティーナ役のスカーレット・ヨハンソン、マリア・エレーナ役のペネロペ・クルス、ヴィッキー役のレベッカ・ホール、いずれも、三様の恋の特徴をくっきりと演じてよかった。ファン役はハビエル・バルデム、あの「ノー・カントリー」の不敵な暗殺者を演じた人だ。今回は懐の深さを出していて、これもよかった。そして、お話しの進行を彩るバルセロナの街の美しさ。音楽とあいまって、恋愛映画にはうってつけの背景となった。

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雑記090705

今週は七夕だ。

NHKスペシャル「エジプト発掘」見た。
石を持ち上げていく螺旋のスロープと、特に大きな石を持ち上げるための釣り合い重り。この仮説はすごい。


“ウェブの大衆化・リアル化”でハイカルチャーな理想社会・知的生産性のベクトルから逸れたウェブ

良くまとまっていると思う。

あえてWebの欠点を指摘するならば、自分で考える間もなく、上のように誰かが良いまとめを書いてくれてしまうので、自ら考える習慣が弱まるということがあるかもしれない。


アマゾンに140億円追徴 国税局「日本にも本社機能」

税局は、米関連会社側のパソコンや機器類がセンター内に持ち込まれて使用されていた▽センター内の配置換えなどに米側の許可が必要だった▽同じ場所に本店を置く日本法人ロジスティクスの職員が、米側からメールなどで指示を受けていた▽物流業務以外に、委託されていない米側業務の一部を担っていた――などに注目
appleなんかも、日本法人はかなり活動に制約をかけられていた感じだったけど、あれも税金絡みなのかなあ。

amazonも変に突付きまわして、それじゃもう日本側で扱うサービスは最低限にする、とか言われると、消費者であるわしらが困るのよ。

そこんとこよろしく願いたい。


電通とGoogleの間で交わされた、ジョークのような本当のような交渉

Googleの一番いい枠を(恐らくグロスで)買い取らせてほしい
当社は、そういう「枠」はございません。
作り話くさいけれど、象徴的ではある。


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2009.07.04

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

TVシリーズは見たことがないけれど、「序」のスペクタクル感が割と良かったので、引き続き観にいった。今回も、使徒御一行のシュールなデザインがよい。ストーリーの青臭さがよい。思わせぶりな謎に満ちた設定がよい。説明的なセリフの数々がよい。見ちゃおれんこっぱずかしいピュアなものの発露がよい。アニメーションの迫力もよい。なんてこった、案外面白い。以下、超ネタバレだが、読んでも別段問題ないところが、またよい。

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2009.07.03

雑記090703

100円ショップで「メラミンスポンジ」というものを買って使ってみた。ステンレスの流しの水垢や油汚れが面白いように落ちる。感動した。


気迷い相場観20090703

50ミリセカンドという目にも止まらないスピードでガンガン売買する。そうやって自分で売り買いして、NYSEからリクイディティー・リベートと呼ばれる、流動性を提供することに対して支払われる駄賃を集めているに過ぎない。
そんなことがあるんだ。
だから実際にリクイディティーがあると思うと大間違いだ。今はブル相場なのでスルスル上がっているけど、下がり始めたらまた去年の秋みたいに誰も売れない市場が来る。
いぐのあーの呪文を唱えてみる。


「食のデフレ」深化

これがよくわからなくて。

おいら自炊のための食料品は日常的に買ってるけど、下がっている実感はないのよ。むしろ、果物とかペットボトル飲料とか野菜とかは確実に上がっている。

食品部門の売上総額が下がっていることを指して「デフレ」と言っているとしたら、それは少し違うのではないか。わしらは単に、肉をやめて魚にしたり、さくらんぼを買わずにグレープフルーツにしたりしているだけであって、肉やさくらんぼの価格が下がっているわけではないのだけど。


心の真空状態にある中国人

筆者は、あくまで仮説と断っているけれど、文革が破壊した後、埋めるものがない真空状態にある、という考え方は興味深い。

それにしても、文革って、ずいぶん影響を引きずってるのね。


ネット課金は新聞・雑誌を救うか?

課金の方向性としては、英語で言うsubscriptionモデル(定額制の会員モデル)が主張される場合が多いのですが、それ以外に、記事毎に課金するマイクロ・ペイメント・モデルの導入が必要であるという議論も多く見られます。
比較的富裕な人向けには定額使い放題、そうでもない人向けにはマイクロペイメント、という感じなのかな。

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2009.07.02

雑記090702


朝日新聞社、CNET Japan、ZDNet Japan等の事業を米CBS Interactiveより継承

朝日新聞社は、シーネットネットワークスジャパンが運営する「CNET Japan」「ZDNet Japan」「GameSpot Japan」、鉄道関連情報サイト「鉄道コム」などの日本語サイトを継承、発展させるとともに、自社で運営しているニュースサイト「asahi.com」やビートルズ世代向け情報サイト「どらく」などとの連携を図り、ウェブ事業を強化していく。また、今回の事業継承を機に、朝日新聞社とCBS Interactiveはウェブ事業分野でのパートナーシップを築き、今後、さまざまな協業の可能性を検討していくとしている。
C-NETを見ているといつのまにかasahi.comに入り込むようになったりするのだろうか。読んでる人も内容も全然違うと思うけど。


新技術導入で格安な電動スクーターが登場

ベトナムでの販売価格は約2000ドルだが、米国向けはリチウムイオン電池を搭載し、3288ドルで発売される。大きさも性能も同等であるVetrix社の電動スクーター『VX-1E』と比べると、価格はKLD社の方が5000ドルほど安く、『Vespa』と同程度だ。
ほんとですか。
本当なら、日本でも売ってほしい。
KLD社によると、米国では2010年に2つの機種を発売する予定だ。『E-165』は「ハイウェイ向き」のモデルで、最高時速は約105キロ、走行距離は160キロ以上。一方の『E-140』は「都市向き」で、最高時速は約65キロ、走行距離は80キロほどだという。
まだ売ってないのか。
HONDA大丈夫か。


日本、今度は鉄人28号建造中。この秋完成

やりすぎ。


Twitterは政治や報道を変えるのか (1/2)

ネット情報を活用したイラン報道は、米国で議論を呼んでいる。New York Timesは29日付けの記事で、「Journalism Rules Are Bent in News Coverage From Iran」と題し、イランに関する報道は、ソースを確認して掲載するというジャーナリズムのルールを変え、TwitterやYouTubeなど、ネットに公開された情報をまず報道し、その内容を読者に検証してもらう――というスタイルが生まれていると紹介。報道規制がしかれた国の情報を個人が引き上げ、世界に伝えるという流れが生まれている。
普通の日常を生きている読者は、検証や発信に伴う深刻なリスクやコストを個人で負担できないからこそ、それを代行するジャーナリズムというものがあると思っていた。そのルールを変えてしまったら、ジャーナリズムはジャーナリズムではなくなると思うのだけど。
確かに、ネットに繋がった個人が自分の専門や生活について発信していれば、最高の一次情報だとする無邪気な発想が当初はあったけど、今は少し違ってきているかも。
米国のように、政府がマスコミを通さず、直接情報提供するには、記者クラブの存在や、情報を握っていることを権威のよりどころにしている人が邪魔になっているという見方も。「知っている、教えてやる、ということで権力を保っている人がいる。それを変えていきたい」
それはあり。

一次情報を「発信する」のが仕事である代議士さんが発する情報と、例えばイラクの若者のような無名の庶民から発信される一次情報との違いを、少し考えてみる必要がありそう。

情報通信学会の発表がtudaられ→J-CASTされる

問題は、学会というパッケージ化された場所での発表がTwitterのつぶやきで発信されることによって、断片化、アトム化することでしょう。ただ、これは「ネットになったから」ではなく、リアルの口コミや新聞や雑誌の記事でも、講演の一部を切り取って記事を書いたりすることもあるので、人が関わり編集される以上、避けられません。違うのはそれがリアルタイムに、場合によってはすごいスピードで伝播する可能性があるということです。
スピードに呑まれて、検証の精度が大きく損なわれる、ということが、ことの本質らしい。

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2009.07.01

雑記090701


ペルーで起きている大事件を見逃すな

この2週間で、政府の土地改革計画に抗議していた先住民が計画を撤回させることに成功した。計画では、先住民の土地に外国のエネルギー会社が投資したり調査できることになっていた。

 先住民の抗議デモは6月上旬、警官隊との衝突に発展し、警官23人を含む50人以上が死亡した。政府は先住民の要求に屈し、首相が騒動をめぐって辞意を表明した。抗議運動の指導者は暴動をあおった罪で訴追された後、ニカラグアに亡命した。

ふーん。ということでメモ。資源国の印象があったけど、仲良くしておかなくていいのかな。フジモリ氏の件以降はどうなっているのだろ。


Google,ニュースパブリシャーに動画共有を呼び掛け

経営的に日増しに厳しくなっていく新聞社サイトが消滅したり弱体化していくと,アグリゲーターとしてのGoogle NewsやYouTubeのビジネスも行き詰りかねない。

 そこで,Googleはジャーアナリストの支援や教育に乗り出している。昨年秋には,Pulitzer Centerと一緒にProject:Report(YouTubeのチャンネル)を設立した。

 さらにこのほど,The YouTube Reporters' Centerを立ち上げ,調査ジャーナリズムや市民ジャーナリズムなどのためのチュートリアルビデオ・シリーズを提供し始めている。米国のトップジャーナリストが講師として登場している。たとえば,

言わずもがなだけど、この場合必要なのは、教育ではなくて、相当数のプロのジャーナリストが食べていけるビジネスモデル。

破壊の後の創造。

Googleにそれができるのだろうか。


児童ポルノ単純所持処罰化とタイムマシン

有体物と電磁的記録は同じには扱えないのだけど、電磁的記録のことがよくわからない国会議員にはそれがわかっていない。というお話し。
上の記事ではその点を論の柱にしていて、それはそれでいいのだけど、より大きな問題として、なし崩し的に拡大解釈がなされるおそれがある。その点にも抜かりなく言及がある。

「大人のポルノ画像を持っていることが理由で、別の児童ポルノ画像についての性的好奇心を満たす目的が認定される」とした理屈は、自分で書いていても、やや無理があるかなと思っていた。それなのに、先週の国会審議で、「その横っちょに大人のポルノもたくさん持ってるというような」という発言が飛び出してきて、驚いた。まさか本当にそんな考え方がなされるのだとは。
あやういなあ。この法案は。


プロセス稼業(その1)。

よい子のわしは、プロレスで熱くなったという経験はない。プロレスを生で見たこともない。ところが、先日、映画「レスラー」を観て、これはすごいものだなと思った。
特に、最後で途切れるように終わった、ジャンプするシーンには、「こうなるしかなかったんだ」という、主人公のやけっぱちな声にならない叫びが響いているように思えて、印象に残った。それはプロレスという劇場の終わりを告げているようだった。

それで、何が次に来たか。

必要なのは心情を仮託できる「物語」ではなく、たいくつな「現実」を変革するようなリアルで生な出来事なのだ。
リアルで生な出来事。わしらはもう夢見ることを許されなくなった。


昔のルーカスvs.今のルーカス

この2枚の比較には苦笑するほかない。

とはいえ、左のやりかたで映画「トランスフォーマー」はつくれないとは思う。

それで、映画「トランスフォーマー」を椅子に座って見ている大人のわしらと、玩具「トランスフォーマー」で飽きずに遊んでいる子供と、どちらがその世界に浸り切っているかと言えば、議論の余地はない。

CG映画は、いまさら玩具で遊ぶのは沽券にかかわる大人が、子供の頃のあの時間にしばし戻りたいという願望を満たすツールなのだ。


「ソマリア海賊狩りツアー」という嘘ニュース、あたかも事実のようにネットを伝わる

とりあえず疑っておいて良かった。昨日話題にしなくて良かった。
最近、一次ソースをあたることが少なくなったので、危ないと思ってはいるけれど。
慣れってこわい。

と書きながら、上の「あれは実は嘘だった」記事の信憑性は疑ってないのが、また危うい(笑)。

「ジョークだったらしいぜ」
「でも暖まってるし、募集すれば応募者殺到じゃね?」
「おれ、起業するわ。」
たくましきかな。ネちズン(爆)。


ついに飛行機も立ち乗りの時代…中国の航空会社が新サービス

電車やバスのように立ち乗りしている姿はちょっと想像がつきませんが、新幹線でも立ち乗りしているわけで、短時間フライトならばあり…なのかもしれません。
えええ。飛行機なんですよ?
遊園地の、立ったまま乗る絶叫マシンを思い出しました。
中国四千年はもうなんだってあり。

そういえば多摩テックって今年限りでなくなるみたい。


使って分かったAndroidとiPhoneの違い

Android端末は、少なくとも今のところは良くも悪くもGoogle Phoneだ。グーグル並みの有力SaaSベンダが、自社サービスをデフォルトにしてカスタマイズしたAndroid端末を市場に出すとは考えづらい。このため、Android端末はオープンプラットフォームと言いながら、事実上はGoogleプラットフォームにとどまっている。
パソコンに比べて、Google依存が一層加速しそう。だけど確かに便利そうではある。

「インテント」という仕組みはpipe風でよさげ。
「コンテントプロバイダ」というのもあって、「ユーザーのデータをメタ情報で構造化した形で保持し、再利用をやりやすくするという発想」ということで、DB共有の仕組みのようだ。

ほかにも面白いことがたくさん書かれていて、この記事はGJ。

まとめて言えば、Androidはそのまんまモバイルパソコン。だから国境無関係のWebサービスが普通に使えたりする。もちろん、裏でユーザ情報を収集しているようなアプリも許容する。

ハード的には、バッテリの消耗が激しいけど、環境ブームが後押しする電池の性能向上でいずれ解消しそう。
歴史が短いからUIはいまひとつだけど、今後進化することは見えている。

iPhoneに囲われた世界がいいか、Androidの開放的な世界がいいか。ユーザには選択肢が増えた。

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2009.06.29

雑記090629


都市再生、観光開発は万能か

観光キャンペーンは政治的な議論を招くことが稀だし、法的整備の必要性も少ない。このため、短期的に収入を増やす魅力的な手段と考えられがちだ。実際、観光開発の経済効果は、外部からその地域に落とされる金額によって評価されることが多い。

 しかし、同時にその街の内部でも変化が必然的に生じる。その効果は評価が難しく、顕在化するまでに時間を要することが多い。この点に留意する必要がある。

都市の税収は限られているのだから、観光キャンペーンやコンテンツ補助に金を使えば、福祉や教育など他分野にまわせる金は減る、という当然だが忘れがちな点の指摘。ロゴが有名な"I love NY"キャンペーンもそうだったらしい。
覚えておかないと。


「ウェブ魚拓」が取得した利用者のIPアドレスを開示

うーん。
そもそも元のページを掲載したのは、訴えている本人なわけで、それを保存しておいた奴は怪しからんという理屈でやっているとしたら、よくわからないと言うしかない。そうなのかな?

ともあれ、今後は魚拓取る人と、何かを指弾する人とは別である必要がありそう。
面倒だけど、まあ比較的簡単にかわせるレベルか。

[追記]
上の取り消し部分は、失言などを自分で消去したが魚拓に残されていたケースと、勘違いしたものでした。リンク先記事の件は、名誉毀損だか誹謗中傷だかの内容を魚拓に保存されたという、やや複雑なケースのようなので、取り消します。
こちらも参照。「ウェブ魚拓、該当利用者のIPアドレスを開示



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2009.06.28

「トランスフォーマー リベンジ」

IMAXって、必ずしも3Dではないのね。てっきり、「ベオウルフ」のときのように、専用の眼鏡をかけて見る3Dだと思って一人盛り上がっていたら、普通の映画だった。がっかり。この次の「ハリーポッター」は3Dらしいけど、どちらかというと、「トランスフォーマー」の方が3Dには向いていた気がする。その意味で二重にがっかり。

確かに、映像は鮮明だ。最初は、大映しの人の顔がくっきりし過ぎていて、怖いというか、目をそむけたくなるほど。でも、慣れると別段どうということもない。

気になるのは黒の表現。「ハリー・ポッター」の予告編を見ると、暗い部分が平坦で、何が描かれているのかよくわからない。これは従前の映画よりむしろ悪くなっている。本上映までには改善してもらいたい。

音響も、使い方にはまだ改善の余地がある。いきなり横の方から割り込む台詞が聞こえてきたりするけれど、そちらを見ても映画館の壁しかないのはわかっているから、かえって臨場感を損なうことになってしまう。同期して映像がパンしていけばいいはずだけど、映画の中で、そうせずに違和感を感じさせる箇所があった。360度全周スクリーンなら、映像固定で音声が横や後ろから聞こえてもいいとは思うけど、スクリーンはあくまでも2次元平面なのだから、その前提で臨場感を出そうとすれば、別の手法が開発されるべきだろう。右から左へ流れていく音を表現するには、いいシステムなんだけど。

料金も難がある。今回、なぜか前売り料金というものがなくて、私は前売り1300円に加えて追加700円を払わされた。いくらなんでも高すぎる。おまけに、一ヶ月前から前売りを買っていた者を後回しにして、前日に入ったネット予約に優先的に席を割り当てるのだから、これはもう前売りは買うなと言っているに等しい。どうも、私のような古い人間には勝手が飲み込めない。

今後も、この2千円!固定で割引一切なしという料金が続くなら、わざわざIMAXで見るほどのものでもないと感じた。


それで、トランスフォーマーは映画としてどうなのかというと、これはもう想像どおりの内容。金属生命体の迫力は十分出ていたので、それを見せるという意図どおりの仕上がりになっていた。その点では、すごい迫力で、堪能しました。

途中、米軍の陸戦部隊の戦いぶりを描く部分がやや長くて、中だれ感があった。そう思うのは、「ゴジラ」シリーズにおける自衛隊の、ちゃちでおざなりで絵に描いたようなやられ役という扱いに慣れた、日本の観客に特有の見方なのだろうか。

"The Fallen"や古のプライムたちの、細長い造形が、私は好み。

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